2019年3月23日土曜日

大槌町の蜂蜜

3月の祝日に有楽町を歩いていると、大槌町のイベントを見つけ、回ってみた
蜂蜜が売られて居たので話しかけて見ると試食させてもらえた
その中でおいしかったアカシアと百花蜜をかった
どちらも蜂蜜らしい粘りとフルーティーの香りが特徴



#またぎ倶楽部


2019年3月2日土曜日

蜂蜜が結晶化するわけ

前々から,蜂蜜が結晶化する訳を探していた
多くのページでいろんな事が書かれているが,決定的な情報があんまりなかった.

主にブドウ糖の含有量で結晶化するかどうかがきまると言ったドキュメントは多いが,実際なぜ結晶化するのかイマイチわからなかった.もし,含有量だけで決まるのであれば,同じ花の蜜であれば似たような結晶化が始まるはずなのに,そんなわけでもない

http://www.honey-is.jp/trivia/t54.html

ここのページで説明されているように,どうも花粉が混入していることで花粉を核にして結晶化が始まるのかもしれない.

前の生地で宇土市の蜂蜜が1年の差で結晶化具合が明らかに違ったが,結晶が液体内で浮遊している様に見えたのはこれが原因かもしれない

蜂蜜の蜜源の花を知る1:アカシアとニセアカシア

 蜂蜜を知るにあたり,蜜源の花に関しても少しずつ知っていきたいと思いました.

 今回は,その第一弾って事で,アカシアの木に関して調べてみたいと思います.

 日本でよく見かける単花蜜といえば,レンゲとアカシアかと思います.レンゲはなんとなくイメージができるけど,アカシアってよくわからんな!って思ったので,アカシアに関して先ずは調べてみました.

 調べ始めて最初に驚いたのは,日本語で一般的に言う” アカシア” は,” ニセアカシア” と呼ばれる植物で,” アカシア” ではない!って言うことです.

アカシア

先ずは” アカシア” について見ていきます.海外産の蜂蜜でアカシアというときには,ほんとうの意味での” アカシア” を指します.
 アカシアは,世界でおおよそ1350 種類ほどが存在しており,オーストラリアが原産のマメ科アカシア属の常緑樹です.オーストラリアからアフリカでよく見かける熱帯から温帯を好む植物です.日本でもいくつかの種類は育つようですが,耐寒性が弱いようで,関東よりも北部では育たない植物のようです.特に日光が多い場所で育ちやすく,土壌は荒いところでも育ちやすいみたいです.
 写真のような感じの木のようで,背の低いもので3m程度,大きいものは10m を超えるような植物になるようです.

 上の写真のようなクラスタ状で黄色,淡黄,濃黄などの花を咲かせる植物です.開花時期はいくつかあるようですが,主には3-4 月頃に咲く花で,物によっては5-6 月というものもあるようです.

ニセアカシア

北アメリア原産のマメ科の落葉樹です.繁殖力が非常に強い植物で,根から新しい芽を出したり,切り株からも新芽を出すような生命力の木です.生命力が強すぎることもあり,現在では,日本の侵略的外来種ワースト100 にも名前が上がっている植物です.(調べた感じでは,侵略的外来種に登録されている事に異を唱える方も多いようです.)
 日本には,明治7 年頃に輸入されました.輸入当時は,砂防用,土地改良用,飼料用に用いる目的で取り入れられた経緯があるようです." アカシア" と比べると耐寒性にも優れ,北海道などでも育つ植物です.一般的に日本語でアカシアと言う場合には,このニセアカシアを指すことが多いようで,アカシアの蜂蜜に関しても,このニセアカシアの蜜が多いようです.北海道産のアカシアの蜂蜜が多いのもこのへんに由来するみたいです.
上のような白い花がクラスタ状に咲くようです.アカシアの花と比べるとかなり大きい花のようです.20-25mと,アカシアの木と比べると少し大きい樹木であることがわかります.白以外に,ピンク色や薄紅色の花もあるみたいです.
アカシアの蜂蜜はよく見かけますが,ネット上で探していると,希少種と書かれていることも多く,なぜだろう?って思ってましたが,ニセアカシアの花はおおよそ7日程度しか開花していない花なので,希少価値があるみたいです.また,
 
 ニセアカシアの花は,天ぷらやホワイトリカーに漬け込んだアカシア酒として利用されることも多いようです.一方で,樹皮や葉っぱなどには毒性があるため,食用には適さないようです.

 アカシアの蜂蜜は癖が少ないことが特徴で,多くの人に受け入れられやすい傾向にあります.また,ブドウ糖成分が少ないことから結晶化しにくい蜂蜜の一つのようです.

最後に
 私自身,アカシア,ニセアカシア共に見たことが無い(と,思う)ので,写真は自分で撮ったものではありません.上の写真はwikipedia 等でpublic domain のライセンスなものを持ってきています.

2019年3月1日金曜日

棚卸し:百花蜜 結晶に関して(2)

前回のblog では,百花蜜の結晶具合に関して,考えてみました.
https://honey-notes.blogspot.com/2019/02/blog-post_28.html
その後,ネット上で色々調べていると,結晶には,糖類が多いものほど結晶化しやすいことが書かれている事をみつけました.また,結晶の硬さの種類もなにか考えて行ければと思います.(色々少しずつアップデートして書き直しを繰り返してもいいと思ってます)

今回は,結晶と非結晶の部分の色に関して見ていきます.

先ずは,前回のおさらいとして,今回対象とする百花蜜のリストを下にだします.

蜂蜜リスト:百花蜜



  1. 埼玉県川越市
    1. OtaniBeeFarm
    2. 春の花
  2. 千葉県柏市
    1. ファーム小川
    2. 5月
  3. 千葉県南房総市
    1. 野宮 久
    2. 防臭の蜂蜜
  4. 静岡県伊東市
    1. みつばちのーと
    2. 高原万花
    3. 9月
  5. 石川県加賀市
    1. 森のくまさん
    2. 夏のはちみつ
  6. 愛媛県伊方町
    1. 岬の養蜂園
    2. 愛媛「春の花」非加熱はちみつ
  7. 熊本県宇土市
    1. 和田養蜂園
    2. 2017

    3. 2018

  8. 国産:不明
    1. まじめな蜂蜜
    2. 牧場の花々

液体の蜂蜜の液体の色を比較

  1. 埼玉県:OtaniBeeFarm
    1. -
  2. 千葉県:ファーム小川
    1. -
  3. 千葉県 野宮久
    1. 深い褐色
  4. 静岡県:みつばちのーと
    1. 茶色っぽい深いはちみつ色
  5. 石川県:森のくまさん
    1. 透明度の高い黄色
  6. 愛媛県:岬の養蜂園
    1. 深い褐色
  7. 熊本県:和田養蜂園 2017
    1. 透明度の高い黄色
  8. 熊本県:和田養蜂園 2018
    1. 透明度の高い黄色
  9. 不明:まじめな蜂蜜
    1. 透明度の高い黄色
 OtaniBeeFarm と,ファーム小川は,完全に結晶化しているため,液体部分が存在しないので色はない.
 和田養蜂園,森のくまさん,まじめな蜂蜜は,いかにもといった感じの透明度の高い黄色をしている.百花蜜といえば,この色ってイメージがありますよね.ってのが個人的な感想です.
 野宮久と岬の養蜂園は,かなり深い褐色をしています.この2つはかなり古いもので,もともとの詳しい色合いは記憶にありません.
 みつばちのーとは,深い褐色と比べると,色合いは深くはありません.ただ,百花蜜の色というよりは,他の蜂蜜のような色をしています.

 百花蜜といえば,基本的には透明度が高い黄色をしているイメージです.おそらく,ここは間違っていないのではないかと思っています.ただ,今回の比較をしてみると,少し古い蜂蜜の液体部分は茶色っぽい色になることがわかりました.考えられることといえば,透明度が高い百花蜜は,比較的水分量が多く時間と共に水分量が減っていくのではないかと考えました.もう一つは,結晶化した部分と,非結晶化した部分では,結晶化の過程で比重などの色の差で,分離し,結晶化しにくい部分だけが残ったという可能性もあるかと思います.ただ,前述の通り,古い方の蜂蜜は記録を撮っていないので,購入時のイメージを覚えていないので,これが真か偽かを考えるためには,もう少し時間がかかります.もちろん,蕎麦とかのような蜂蜜様にもともと深い茶色のはちみつも存在します.
主観ではありますが,百花蜜の褐色と,蕎麦とかの蜂蜜は意味が違うのではないかと考えています.

結晶の色を比較

  1. 埼玉県:OtaniBeeFarm
    1. 白っぽい黄色
  2. 千葉県:ファーム小川
    1. 深い褐色
  3. 千葉県 野宮久
    1. 深い褐色
  4. 静岡県:みつばちのーと
    1. 白っぽい黄色
  5. 石川県:森のくまさん
  6. 愛媛県:岬の養蜂園
    1. 白っぽい黄色
  7. 熊本県:和田養蜂園 2017
    1. 白っぽい黄色
  8. 熊本県:和田養蜂園 2018
    1. 不明
  9. 不明:まじめな蜂蜜
 和田養蜂園2017 は,もっとも一般的な蜂蜜の結晶のような白っぽい黄色をしています.イメージとしては,白にカスタードクリームの色を少し加えたような色です.OtaniBeeFarm,みつばちのーと,岬の養蜂園も,比較的しろっぽい黄色の結晶になっています.このあたりも,一般的な蜂蜜の結晶って思う人も多いのではないかと思います.面白いのは,岬の養蜂園です.液体部分は比較的深い色をしているにも関わらず,結晶が広い点です.みつばちのーとも,岬の養蜂園と同様の傾向にあることがわかります.この点からも,先程の結晶過程で結晶化しやすいところと結晶化しにくいところで分離した仮定が比較的可能性が高いのではないかと考えます.ファーム小川とみつばちのーとは,結晶自体がかなり深い色をしています.深い色を知ているが,液体部が残っていないことから,完全に結晶化したことがわかり,すべて単色の結晶なことから,結晶化のしやすさで,色が違うわけではないことがわかります.この点では,前述が偽の可能性を残しています.
 和田養蜂園2018 は,光を通して見ると結晶化していることがわかりますが,液体の中に細かい結晶が浮遊しているため,実際の結晶の色がわかりませんでした.2層に分かれている蜂蜜と,結晶が浮遊している蜂蜜では,実は結晶の過程にも複数存在しているのかもしれません.

まとめ

 今回は,百花蜜の結晶と液体の色の差に関して比較してみました.
 特に感じたのは,次の2点です.
  • 百花蜜でも黒っぽい蜂蜜も存在する
  • 結晶と液体が存在する場合に,色が全く違う場合がある
  • 結晶が液体の中で浮遊している蜂蜜もある
 結晶を加熱することで,もとの液状の蜂蜜に戻すことも可能なので,その点も考えてみたいと思います.蜂蜜は5℃ 〜18℃ で結晶化し,30℃前後で液状化するようです.そして,45℃を超えたあたりで,劣化が始まるようです.ビタミンC なんかは,熱に弱いので納得です.
 もう少し,時間をかけて考えていこうかと思います.

 まずは,第一弾ってことで




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