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2021年12月15日水曜日

アドベントカレンダー 2021 : ミール・ミィ 三条本店 :金市商店 ver0

   2021 年も12月。もう、おおよそ半分が過ぎましたね。12月といえば、アドベントカレンダーを思いつく人も居るでしょう。数年前から蜂蜜の福袋を私も目にする様になりました。その前は探していなかったので目にしなかっただけの可能性もあります。今年は、クリスマスのアドベントカレンダーを見つけ、GET しました。このアドベントカレンダーがあったので、私の蜂蜜コレクションが200本を超えた感じになりました。(祝)

 
 ミール・ミィさんのアドベントカレンダーは、10 個セットと24 個セットの2種類が用意されています。私は24 個セットの方を買ってもらいました。30g の瓶が各日に入っている感じで、百花蜜や単花蜜が混ざってますし、国産も海外産も入っています。おそらく、蜂蜜が好きな人は、自分の好きな蜂蜜のタイプがあり、意識的にか無意識にかは別にして、比較的好みの物が増えていくのではないかなと思います。蜂蜜のアドベントカレンダーは特に、こういった偏りと関係なく蜂蜜が試せる点でとてもいいと思います。近年の福袋などは、内容がすでにわかっているものが多く、内容の半分くらいは自分の好みでなければ買わないなんてことも多いかと思います。アドベントカレンダーに関しては、こういった福袋の文化が入っていないことも多いので、とても良いと感じました

 それでは、ミール・ミィ 三条本店 さんの蜂蜜のアドベントカレンダー を観ていこうかと思います。



 写真のように、アドベントカレンダーがクリスマスツリーになっているのがわかります。上から1・2・3と最後が一番下の24 で終わっていることがわかります。見た目にとても可愛い感じのものになってますよね。


 実は、このアドベントカレンダーですが、裏側も可愛いデザインになっています。いかにもクリスマスって感じがしていいですよね。裏表両方見れる場所に置くのがおすすめです。

 これから3回位にわけて、どんな蜂蜜が出てきたかなんかを紹介していきたいと思います。

2021年12月2日木曜日

Cieplo さんに行ってきた:京都府京都市左京区

 前回のポストでは、京都府京都市のミールミィさんに行ってきて、ハチミツを買ってきた事を書きました。実は、同日、京都市内を歩いていて偶然見つけたはちみつ屋さんがありました。前を通ったときに、あ・・・・ハチミツや・・・・って思ったので入ってみました。歩いていた道路は、平安神宮の北側で、京都御所の南側の道路です。

 ここのは、ポーランド産の蜂蜜を販売しているCieplo さんです。外から観てもわかるステンドグラスが印象的です。


 前を通って最初に目に入るのは、ハチミツのボトルのショーケースと、ステンドグラスではないかと思います。入る前、何かオシャレやし高そうなハチミツやな〜って思っていました。

 ちょっと入ったときに感じたのは、自分のような人間が入るのにはオシャレすぎる!って思いました。入店後、最初に目に入ったのは、この紫色の花の花畑の写真と、その前にオシャレに飾られているハチミツのボトルです。

 蜂蜜の奥に見えている花畑どこかな〜何て思いながら蜂蜜を順番に観ながら・・・
この色は、春なんかな〜とか、外国産の蜂蜜(この時は、まだポーランド産の蜂蜜だけとは知っていなかった。このあと、店員さんに話しかけられてポーランド産の蜂蜜のみな事をしりました。)も日本の蜂蜜と蜜源だいたい同じなのね〜なんて思ってました。


 この後ろ側の花畑ですが、ヒースと言う花の花畑らしいです。広大な花畑ですね!蜂の行動範囲が1 - 2km くらいだと思いますが、これだけ広大な花畑があれば、そんなに遠くまで飛ばなくても蜂蜜集められそうですね。そんな意味では、比較的純粋なヒース蜜が採れているのではないかなって感じます。


  一番左側の黒い蜂蜜が蕎麦の蜂蜜です。日本では、鉄分をはじめとするミネラルが豊富なため、昔から珍重されています。(どれくらい昔からかは、勉強不足でよくわかりません。)

 とても明かりの使い方がきれいな店です。
 実は、このCieplo さん、元々はポーランド産の蜂蜜で始まったわけではなく、下のようなポーランド産の洋食器を扱うお店で始まり、その関連で蜂蜜を扱うようになったとの事です。
 ポーランドですが、下のようにバルト三国に並び、ドイツやチェコ、スロバキアなどに囲まれている日本人もよく名前を聞く国々中にありますね。


 一方で、デンマークのロイヤルコペンハーゲンやイギリスのウェッジウッド何かと比べると、少し華やかで可愛い感じをうけました。

 ドイツの隣と聞いて、マイセンなんかの華やかさが似ていますね。個人的な印象としては、マイセンよりもちょっと可愛らしいデザインがバルト三国とかにつながっている国の特徴なんかな〜って素人ながらに思いました。

 はちみつスプーンもおしゃれなデザインで良かったのですが、個人的には、蜂蜜はボトルにスプーンを突っ込んでそのまま舐めるのが好きなので、若干大きいのですよね〜。流石に、たくさん食べてしまうと体にも悪いでしょうし。(何にしても取り過ぎは良くないって意味で)なんで、今回は買わなかったです。小さな蜂蜜のスプーン探しているんですが、良いのがあんまりないんですよね。
 こんな感じで、ステンドグラスは、内側から観たほうがきれいなんですよね!


 このステンドグラスは、うまく撮れたらとてもきれいなのでCieplo さんのInstagram にいい写真があるので、ぜひ観てもらえればと思います。
 Cieplo さんのInstagram : https://www.instagram.com/p/CWpUd82L4yU/?utm_source=ig_web_copy_link


 Cieplo さんでも、試食させてもらいながら蜂蜜を選ぶことができました。今回は、私が好きやった春の百花蜜と、これを逃したら次は手に入らないかもしれないとヒースの蜂蜜を買ってきました。蜂蜜も一期一会で、その時を逃したら買えないものもちょくちょくとありますからね。特に、ヒースのハチミツに関しては、自分が次出会える可能性はかなり低いと思います。海外のハチミツが嫌いとかそう言うわけではありませんが、国産だけでも多彩な蜜源や環境があるので、そのあたりの差から蜂蜜を考えたいと思っています。なので、今回のような旅先で見つけるのようなことがあると、たまに次会えないかも・・・と思って買ってしまいます。

 ヒースの花の色に比べ、蜂蜜は結構茶色い印象があります。ヒースという花は、ツツジ科エリカ属と呼ばれる植物の種類をざっくりと指すような言葉のようです。地域によっても名前が違ったりするようです。ツツジの蜂蜜も、こないだ手に入れる機会を逃してしまったんですよね ^^;;;ヒースは低木樹のようなので、勝手なイメージではローズマリーの木に似ているのかな〜とかって、思ったりしています。(ヒースの実物は観てことが無いです)

 百花蜜に関しても、かなり白目の印象です。いかにも春の蜜ってイメージですね。




2021年11月29日月曜日

京都三条のミール・ミィさんの蜂蜜買ってきた

 最近、連続して京都に用事があり、また行く機会ができたので、ミール・ミィさんの京都三条本店に行ってきた。今回も、買ってきた話になってしまいます。(たくさん書きたいネタがあるが、書くほうが追いついていない・・・)

ミール・ミィ

 京都の三条にある、金市商店さんが営業する蜂蜜専門店がミール・ミィさんです。ミール・ミィさんは、自身で養蜂は行っておらず、ハニーハンターの市川さんが各地の養蜂家から集めておられます。ちょくちょくと養蜂を行っておられる方々と話す機会も多いのですが、自分の持っている蜂蜜の話なんかをするときに、金市商店さんの名前を上げると納得されることが多い、養蜂家さんからも信頼の厚い蜂蜜屋さんの一つではないかなと感じます。東京でも、百貨店とかの地下によく置かれているのを目にします。百貨店等で見るときには、金市商店と書かれていることが多いです。数年前からナンバリングされたボトリングをされています。その前がどのようなボトルで売られていたのかはちょっとわからないです。もしかしたら、ミール・ミィさん以外の場所で売られているような蜂蜜のボトルで売られていたのかもしれません。

 場所的には、富小路通りと三条通りの交差点上にあります。近くの駅で言うと、京都市役所前駅か烏丸御池駅あたりから歩いていくのが便利かもしれません。京阪から行く場合には、京阪三条駅から三条大橋を渡ってまっすぐ歩いてい行くのが良いのではないのかな?って感じます。ちょっと歩くけども、よっぽど歩くのが嫌いな人でもないと苦ではない距離かと思います。また、ミール・ミィさんは、基本的には関西にのみ店舗があり、東京には店舗は置かれていないです。もちろん、前述のように、百貨店等で購入することができます。

今回は何を買ってきた?

 今回は、9本の蜂蜜を買ってきました。行った日は、残り少ない蜂蜜のバーゲンのような事をやっており、いくつかの蜂蜜中からまとめて何本かかったらいくら。みたいな売り方や、10% 割引みたいな事をやっており、たっぷりと買ってしまいました。前回も7-8本買ったとお思いますし、その前も今回と同様の本数にミードをセットで買った記憶があります。本当に蜂蜜を持ってかえるだけでも筋トレになるような量です。ちなみに、本体価格だけで1万円以上購入すると送料無料で送ってもらえたりもします。
 今回持ち歩いてきた蜂蜜は、以下のようなものです。今回は、単花蜜よりも、百花蜜をちょっと意識して買ってみました。今回の蜂蜜のリスト
  • 国産 北海道蜜
    • 百花蜜
    • 北海道
    • チューブ型のボトル入り
  • 0090 
    • 百花蜜
    • 青森県弘前市
    • 採蜜: 2017-08-01
  • 0091
    • 百花蜜
    • 北海道札幌市
    • 採蜜: 2019-07-21
  • 0107
    • 百花蜜
    • 愛知県西尾市
    • 採蜜: 2020-05-17
  • 0115
    • ヘアリーベッチ
    • 奈良県三郷町
    • 採蜜: 2020-05-10 
  • 0136
    • きはだ
    • 山形県大蔵村
    • 採蜜: 2020-06-17
  • 0137
    • 槐(エンジュ)
    • 北海道札幌市
    • 採蜜: 2020-08-12
  • 0229
    • シナガワハギ
    • 北海道江別市
    • 採蜜: 2021-08-15
今回の特徴 : 
 百花蜜の割合が過去の購入に比べて多い。これは、今まで単花蜜を中心に買ってきたことも有り、被りなく買うためには百花蜜を買ったほうがわかりやすいからでした。また、北海道から東北地方の蜂蜜が多いのも特徴的かなって思います。奈良と愛知が1本ずつありますが、やはり東北から北のほうが自分の好みに合うのかな〜とも思ったりしてます。あと、初めて見るヘアリーベッチとシナガワハギは、迷いながらもついつい買ってみました。エンジュは、他社さんの蜂蜜で持っていますが、一般的にはハリエンジュが多いので、普通のエンジュはかなり珍しいな〜って思い購入しました。ちなみに、ハリエンジュの別名はニセアカシアと呼ばれ、一般にはアカシア蜜として市場で流通していることが多いです。

 ミール・ミィさん、年末年始に蜂蜜の福袋も気になっていました。自分が持っている蜂蜜のリストとの被りも少ないので、買おうかな〜って思っていたときに、ちょうど京都に用事ができたので、ついつい店舗で買っちゃいました。福袋には福袋の楽しみがあるのですが、せっかく京都に行ったのであれば、ミール・ミィの店員さんと話ししたいな〜って思い店舗に行って買ってきました。蜂蜜屋さんの店員さんは、自身の蜂蜜の知識に詳しい人が多い印象ですが、ミール・ミィさんの店員さんは話した感じの知識が、他のお店の店員さんよりもちょっと詳しい方が多い印象です。

カフェでも食べてきた!

 ミール・ミィさんには、今まで複数回行ったことがあるのですが、実は、カフェに入るのは初めてでした。入りたくなかったとかではなくて、今までは夕方に行くことが多く、もうカフェが終わっていたんですよね・・・ ^_^;;; そんなわけで、今回待望のカフェに入ることができました。
 注文したものは、下のハニートーストです。蜂蜜好きでなくても大好きハニートーストです。厚切りのトーストの上に、ソフトクリームだけではなくて、蜂の巣の部分を切ったものも乗っかています。今まで、他社の蜂の巣を食べたことがあるのですが、あんまり美味しいイメージがなく、蜂蜜が入っているろうそくのような味でした。ところが、今回食べた蜂の巣は、そんなにロウのような印象がなく、蜂蜜がじゅわーっと出てくるすごい美味しい蜂蜜がたっぷりでした。
 このハニートーストですが、今見えている5つの蜂蜜だけではなくて、テーブルに置かれている10種類?くらいの蜂蜜もかけ放題になっています。もちろん、かけ放題と言われても、とても甘い蜂蜜ですので、食べれる量には限界がありますが。普段、家ではかけれないような量の蜂蜜をたっぷりとかけて、その甘味をしっかりと味わうことができるとてもリッチなメニューになっています。

 下の写真にあるこの日の蜂蜜ですが、左から金市の国産蜂蜜、国産みかん蜂蜜、北海道名寄市 しころ蜂蜜、ハンガリー産 アカシア蜂蜜グアテマラのコーヒーはちみつが用意されました。他にもかけ放題の蜂蜜が用意されていますが、この5種類の蜂蜜だけでもしっかりと入っていてこれだけでも、十分すぎるくらいの量が入っています。

 蜂蜜だけではなくて、今回感心したのは、上下の写真の右側についている蜂蜜をすくうための、棒が見えているかと思います。この名前なんていうのかはよくわからないです。これって、今まで一回で蜂蜜がしっかりとすくえすぎる上に、自分の蜂蜜の主な楽しみ方が舐めることなので、衛生面も考えて使ったことが有りませんでした。一応、家には1本あるにはあるのですが。今回、このハニートーストに付いてきたので、使ってみました。蜂蜜をすくって、ハニートーストに蜂蜜をかけるためには非常に便利なものでした。「あ〜〜〜、こんなに使いやすいんや〜」って感じました。たっぷりとした蜂蜜を使うときにはすごい便利ですね!柑橘類のはちみつ漬けなんかを作るときにはとても便利そうに感じました。
 今回、2人で利用させてもらったのですが、これ以外にはちみつを使った飲み物を2つとこれを頼んだのですが、取皿とフォーク・ナイフを2セット用意していただき、二人でシェアするのにすごい助かりました。

最後に

 今回は、京都府京都市中京区の蜂蜜専門店 ミール・ミィさんの三条本店へ行ってきました。新たに9本の蜂蜜を買ってきました。また、今回初めてミール・ミィさんのカフェスペースで食事をすることができました。家ではできな、リッチな蜂蜜の使い方ができ、マスクの中が蜂蜜の香りがずーっと漂っている感じになりました。家に帰ったら、顔が蜂蜜吐息でベタベタでしたが、ツルッツルになってました( 笑)
 今後は、各はちみつひとつづつを見ていきたいなと感じています。

2021年9月28日火曜日

ペアリング:北海道産 百花蜜を卵なしのホットケーキに合わせてみた

 今日はペアリングシリーズです。

 

 京都府京都市に店舗を持っておられるはちみつ屋さん、金市商店(ミール・ミィ)さんの北海道産百花蜜を、自分で焼いたホットケーキに合わせてみました。ミール・ミィさんのハチミツは、百貨店とかでも取り扱われており、信頼性が高いハチミツです。また、いろんなはちみつ屋さんや養蜂家さんも、あそこはスゴイよねっておっしゃるくらい、同業者の方からも信頼されているはちみつ屋さんです。(同業者の方からも信頼性が高いの下りは、そんなにサンプル数が多い訳ではありません。)ちなみに、ミール・ミィさんは、養蜂自体はなさっておられないです。

 北海道は面積も広く自然も豊かなため、北海道産のハチミツは多く、単花蜜や百花蜜ともに様々なはちみつ屋さんで売られています。

 側面から見ると、全然結晶化していない事がわかります。この蜂蜜は、まだ一冬超えていませんしまだわかりませんが、そんなに結晶化していないですね。また、色に関しても、春の代表的なハチミツとかと比べると濃い目の色な印象が強いですね。春やからって全てがアカシアのような蜜では無いと思いますが。何が入っているかとかまでは見た目だけではわかりません。

 この蜂蜜は、仕事の時にタンプラーに紅茶とかをいれて持っていく時にディースプーンいっぱい溶かして飲んでいます。このハチミツのいいところは、形状かと思います。タンプラーに入れる時にはチューブ状やとかなり入れやすさを感じます。また、朝の忙しい時間に瓶からやと衛生面をウルトラ気をつける必要がありますが、この形状やと、その日飲む分くらいの衛生に気をつければOK なので、そのへんがいいです。それと、このハチミツはと言うか、金市商店さんのハチミツ全般的に言えることですが、物の割には安いです。特にこのハチミツ1本で2千円台で買え、決して安いわけではありませんが、気をつけて作られたハチミツの中では、まだ買いやすいかな〜って思えるのも毎日使うのには様々と安心です。味はしっかりしていて、香りも豊かなので、いろんなタイプのお茶に合わせることができるハチミツやとも思います。

 今回は、ホットケーキに合わせてみようかと思います。今回合わせるホットケーキは、市販のホットケーキミックスに牛乳だけを入れただけの卵が入っていないホットケーキです。卵が入っているホットケーキは、どら焼きとかと同じようにふっくらとしたホットケーキができます。一方で、卵を入れないと、ふっくら感が無い代わりに、表面がカリッとしたホットケーキが出来上がります。

 
 ホットケーキにこんな感じでかけられるところが、このチューブ状のハチミツのいいところといえばいいところですよね。色はチューブに入っているときほど黒い印象は無いですが、ホットケーキの色が屈折して茶色いわけではなくて、純粋に色が濃い目な感じです。
 今回は、こんな感じでどら焼き風にして食べてみました。見た目ふっくらしてますが、卵使ってないので、どちらかというとカリッとしたかんじの食感です。また、卵の匂いもしませんので、どちらかというと小麦の香りのほうが強いかな〜って感じます。
 実際に食べてみました。あんまりでろーって出てくる感じではなくちゃんとホットケーキと合わさている感じがして、そのへんは大変良かったです。ハチミツにしても、メープルシロップにしても組み合わせによって吸い込まれたり、ぺとってひっつく感じでああったり、でろーって流れ出てきたりして、ほんとに組み合わせによると感じます。
 実際に食べてみた感じですが、スゴイ濃厚なハチミツやな〜って感じました。また、甘さのインパクト以上に香りがスゴイと思いました。なんの花の香りだかはわかりませんが、アカシアとかレンゲとも思えるような芳醇で強い香りを感じることができました。一般的に、ホットケーキには、小麦の香りやバターの香り、乳製品の香り、入っていたら卵の香りとかしっかりとした香りを感じる食品です。しかし、この蜂蜜の場合には、そんな事をなんとすることもなくハチミツの花の香をしっかりと感じることができました。結構、繊細なハチミツの場合、食パンとかと合わせても香りが負けてしまう事があります。そんな中、この蜂蜜の香りはスゴイと感じました。

 この記事の動画もあります。



 

2021年8月30日月曜日

ミールミィ:鹿児島県志布志市産の百花蜜

 京都府京都市に実際の店舗も持っておられる、金市商店 (ミール・ミィ)さんの百花蜜をなめてみた。
 今回なめてみた蜂蜜は、0076 鹿児島県志布志市産の百花蜜です。採蜜が、2019 年。

 志布志市は、宮崎県との県境に位置する市です。鹿児島県の大隅半島の太平洋側(外側)で、ボコッとへっこみがある、志布志湾のところです。下の地図の黒い丸のところです。

 志布志市は、複数の山の合間の谷部分に農村部が広がるようなところのようで、海岸部には国際フェリーターミナルがあります。安楽川と菱田川へ流れ込む川が広がっている自然豊かな場所です。桜の名所も数箇所に点在し、採蜜時期から見ても桜の蜜は十分に入っているのではないかと想像できます。3月 - 4月の平均気温は、8-20 度くらいと幅があるようにも見えるけど、2月の間に少しずつ上昇していく感じで、比較的安定した気温が保たれている地域のようです。降水確率も4月は35 - 40 % 程度で推移し、一月で40mm 程度の雨が降る過ごしやすい地域みたいです。
 気象庁のデータを確認してみたところ、2019 年の3-4月ころの志布志市の気候は、 月に30mm 程度の雨が降り比較的雨が少ない年やったみたいです。日照時間も両月ともに190h 程度としっかりとした日差しがあったようです。
 花でいうと、3月から4月頭は桜の名所が数箇所に点在しているようです。数万本規模から数千本規模の桜がある地域もあるようですね。近隣の市町村では、ルーピンであったり、サタツツジの祭りがあるようなところもあるようで、植物は色んな種類があるようです。
 志布志市には、いちご狩りなんかもやっているみたいで、1-6 月くらいがシーズンとのことです。ただ、ハウスでしょうから、なかなか蜂蜜に交じるのは難しいのではないかと思います。メロンも同様に特産品に入っていますが、おそらくこれも、ハウスの中で栽培かと思いますので、あまり交じるとは思えません。ハウス系の栽培の場合、比較的マルハナバチが使われることも多いようで、そんな意味でもこれ系の蜂蜜が流通することは珍しいのかもしれません。また、お茶の産地としても有名なようですが、お茶は秋に花を咲かせるため、越冬時に蓄えた蜜が残っていたら多少は交じるかもしれませんが、おそらくそんな可能性は高くないのではないかと想像します。


 では、本題の蜂蜜です。下の写真は、蜂蜜の色を撮ってみたものです。


まずは、色からですが、春の蜂蜜の割には若干黒目かな〜って感じる蜂蜜です。(春の蜂蜜が色が薄いってのは私の勝手なイメージで、実際にそうなのかはわからないです。アカシアや桜、レンゲが薄めの色なのが私のイメージの原因ではないかと思います。)おそらく、色で百花蜜になったのかな〜って個人的には思ったりしました。

 こちらが、私があるタイミングで持っていたアカシア蜜の色の比較です。

 アカシア蜜は、色が透明感のある黄色って感じのイメージがあります。

 次は、金市商店さんの菜の花の蜂蜜ですね。かなり色は近いと思います。
菜の花かそれに似た色の蜂蜜は上記では出てこなかったのですが、結構はいっているのかもしれないですね。



 実際に、試食を。
 まず感じたのは、酸味です。酸味がしっかりと感じる蜂蜜です。そう考えると、菜の花ではなさそうですね。昔、風邪をひいた時にもらったカリンのはちみつ漬けを思い出させるような感じで、とてもフルーティーな感じです。香りも、同じでとてもフルーティーで美味しい感じです。甘みももちろん感じることができますが、酸味のインパクトがとても強いですね。










2021年7月26日月曜日

ペアリング:菩提樹蜜と雑穀米パン

 久々に蜂蜜のペアリングっぽいことをやってみました。

 今回は、金市商店さんの蜂蜜をパンに合わせてみました。ここしばらく、蜂蜜をペロッとする機会が少なかったので、とても久しぶりです。理由としては、甘いものをついうっかり食べてしまって、蜂蜜までペロッとすると糖分摂りすぎかもって思ったからです。そんな理由で、今回は、とても久しぶりに食パンに合わせてみました

本日のハチミツ:菩提樹

今回合わせたはちみつは、今年の年始かな?にまとめて買った金市商店さんのはちみつのひとつ。   金市商店の菩提樹 0152  北海道釧路市産






 今回のハチミツは、非常に優しく丸い雰囲気を感じることができる所が特徴的に感じる。ほのかに甘みを感じることができる。また、その甘味の中でほんの少しコクを感じる。甘みが通り過ぎたときに感じるコクが心地いい。甘みのあとで、鼻の中に花の香がいっぱいに広がる。花の香がすごく気持ち良い。酸味とか苦味はほぼない感じ。

ペアリング:雑穀米が入った食パン

 次に、実際にパンに合わせてみた。
 今回は、雑穀米が入ったパンを合わせてみました。
もっちりとした食感が特徴のパン。一方で、雑穀米パンでよくあるような酸味とかはあまり感じなかった。そして、香りもそんなに強いパンではない。白い食パンと比べると、小麦の香りも少し抑えられている感じがする。


 香りが少ないとはいえ、やはり、雑穀パン。それなりに雑穀パンの特徴は持っています。そんな中でも、しっかりとしたハチミツの香りを感じることができる。また、その香りは、損なわれた香りではなく、お互いに強調し合ったいい反応をしていると言える。コクに関しても、パンの邪魔をすることなく、パンと強調し合ったいい組み合わせと感じられるレベルのコクがある。

 一方で、ハチミツ単体でなめた時にはほとんど感じなかった酸味。これは、パンに合わせることで、ほんとりと酸味を感じることができた。この酸味は、雑穀パン独特の酸味とは明らかに異なっていることがわかる。酸味のあるハチミツのそれに非常に近い。

 単体で食べたときと、他の商品と組み合わせたときで味の増減があるところが面白い。特に、酸味のようにそのままではほぼ感じなかったのに、食パンに合わせたら現れるあたりが良い。

 個人的には、塩味の強いようなチーズとかに合わせてみるのも良さそうな印象を受けました。


菩提樹

 菩提樹とは、アオイ科(シナノキ科に入ることもある。)の10 - 30m くらいの高さの落葉樹の樹木です。6月から7月ころに、果実のような見た目のツボミから、淡い黄色の花を咲かせます。中国が原産で、日本には平安時代末期から鎌倉時代初期のタイミングで持ち込まれたとされています。おおよそ30種類くらいが存在するようです。耐寒性に優れているため、日本でも北部に多いみたいです。種類によってはインドとか暑い地域でも育つ種があるようです。

 樹木の好みとしては、湿気を好みます。

 樹齢200年を超えるような菩提樹もあるようで、かなり長寿な樹木な方と言えるでしょう。

 ミツバチや、アゲハチョウが好んで集まってくる花ですので、しっかりと蜜を蓄えているのかもしれません。

 ほぼ菩提樹の一種で、リンデンと言う名の樹木が海外ではあり、ハーブティーとして花が使われることもあります。リンデンのハチミツ、リンデンハニーは、シナモンを感じさせるような香りがあるらしく、ヨーロッパでは最高級ハチミツの一つとして数えられるようです。リンデンハニーの香りには、安眠効果があるとされており、寝る前にお湯やぬるま湯に溶いて飲んでから寝ると良いとも言われているようです。私はやったことがありませんが、シナモンを感じさせるような香りから、コーヒーやカレーに使う人も居るようです。

 今回のハチミツは、北海道釧路市産のはちみつでした。北海道では、開花は7 月から8 月にかけてが最盛期のようで、夏の花のイメージになるのでしょうか。また、山に自生していることが多いようで、北海道産のハチミツの中では生産量が上位に入る北海道を代表するはちみつのひとつと言えるようです。



金市商店
 金市商店さんはミール・ミィという店舗で京都府京都市内で展開されている、1930 年創業の老舗養蜂場です。百貨店とかからも信頼があつく、他の養蜂場のおじさんとかと話していても、金市商店さんのハチミツは信頼が高いよねって話をちょくちょく聞きます。ハニーハンターの三代目社長である市川拓三郎さんが、自分で世界中を飛び回り納得したハチミツを販売しておられます。店舗でも、全てのハチミツの試食をして、自分好みのハチミツを選ぶことができます。結構多くの養蜂場さんで、試食できると思いますが、結構気楽に試食できるのは金市商店さんと、盛岡の藤原養蜂場さんが圧倒的ではないかと思います。

 また、金市商店さんでは、ハチミツの特徴を比較的システマティックに分類できている養蜂場さんではないかと、個人的には思います。


2021年2月1日月曜日

京都のはちみつ屋さん:ミール・ミィ, 金市商店

蜂蜜は,養蜂場(養蜂家)が,ミツバチを飼育し,定期的に蜂蜜の一部などを採集して,ボトリングして我々が購入できることになります.

蜂蜜の紹介もしたいのですが,養蜂場の話なども蜂蜜には重要な要素であるため,養蜂場の紹介などもやっていきたいと思っています.


金市商店さん:http://www.kaneichi-syouten.com/

店舗のミール・ミィさん http://www.kaneichi-syouten.com/miel_mie/


前から持っていた:実はハンズとかいろんな店で見かける

実は,金市商店さんの存在は結構前から知っていました.ただ,私の中では,今のような評価のはちみつ屋さんというよりは,京都でミードを作っている蜂蜜屋さんがあるという事で知っておりました.元々,会津でミードを作っておられたNektar さんでミードの存在を知りました.ミードとは,蜂蜜を発酵させて作ったお酒です.どうも最近は,秩父でミードを作り始められたみたいですね.で,他にもミードを作っているところは・・・と探した結果,金市商店さんのミードの存在を知りました.京都なんで,なんかの機会に行けたら良いな〜ってずっと思っておりました.2019 年には,どこで買ったかは覚えていないのですが,金市商店さんの栗の蜂蜜を買っていました.蜂蜜は,比較的試食して買いたいと思っているのですが,とは言え,そうもいかないことも多々あるもので,栗のはちみつ....どんな味なんだろう・・・と,買ってみました.


京都の店舗に行く機会があった

 実は,ちょっと用事があり,京都の方へ行く機会ができたので,ついでに,ずっと気になっていた金市商店さんの三条の店舗 ミール・ミィさんに行ってきました.
 最初の予想では,京都市内にあるし,普通の蜂蜜屋さんかな〜くらいの気持ちで行きました.見た目は確かに,おしゃれなはちみつ屋さん.

 入ってびっくりしました.蜂蜜ボトルが壁一面にきれいに並んでおり,蜂蜜ごとにナンバリングされていて,花の種類だけではなく,採蜜地まで丁寧に書かれているのです.また,同じ蜜源でも採蜜時期が違うとちゃんと別のナンバーで売られており,蜂蜜への向き合い方を感じます.2020 年から,東京都青梅市で養蜂をされていて,私が一番本数持っている養蜂場のOmeFarm さんも蜂蜜ごとにナンバリングを初めておられ,管理がしやすいです.また,他の機会にOmeFarmさんの蜂蜜に関しても紹介したいと思っております. 

試食した 
 話は,ミール・ミィさんに戻し,壁にきれいに並べられていることもさておき,ほぼすべての蜂蜜が試食させて頂けるところも,スゴイところです.ラベイユさんとかでも,蜂蜜は気になるものがあれば教えて下さいね〜って言ってもらえたりして,試させてもらえたりします.岩手県盛岡市の藤原養蜂場さんも,蜂蜜がたくさん並んでいて,全部試食させてもらえて好きな蜂蜜を選ぶことができますね.初めて藤原養蜂場さんに行ったときは,すべて自由に蜂蜜を試食させてもらえることに感動し,かなり試食させてもらいました.めったに行くこともできないし,気に入った蜂蜜10数本も買って帰ったのを今でも覚えてます.藤原養蜂場さんで,初めて蜂蜜の蜜源や季節の差と蜂蜜の風味の差を実感させてもらえました.実は,藤原養蜂場さんとOmeFarmさんは親戚?にあたるらしく,我が家の蜂蜜ストックでもかなりの割合を占めています
試食できる量がスゴイ
  ミール・ミィさんでも,流石に全部試食させてもらうのも気が引けるし,味覚も麻痺してくるので,全部ではありませんがかなり,試食させてもらいました.妻が先に飽きてだいぶんと待っててくれました.もちろんですが,ミードも数本買って帰り,美味しくいただきました.その中でも印象的やったのは,メープルシロップで作ったお酒がすごく濃厚で美味しかったです.店員さんに飲み方教えてもらった牛乳割りがすごく良かったです.購入する際に,店員さんに蜂蜜の好きな食べ方とか聞いてみたりしても気さくに色々教えてくれる店員さんで楽しかったです.
 このときにも数本買って帰り,その後,家に帰ってからちょっとプレゼント用に追加で買わせてもらい,ついでに自分の分も追加したり,2021年の福袋も購入させていただいたりとしている養蜂場さんです. 

2021 年までに購入したハチミツコレクションの紹介:一部発掘漏れしている

  2021 年に、ハチミツコレクションが200 本を超えた。今まで、よく使うハチミツとかの紹介はしてきたけど、全部のハチミツコレクションを紹介したことはなかったので、順番に紹介していこうかと思う。  動画は、2022 年の1 月に録画したが、編集してたら半年が経ちました。 先ず...