採蜜地
先ずは,採蜜地のリスト化をしてみます.大項目では,県と市を一覧化,小項目では用法所の名前,蜂蜜の名前,採蜜の季節をリストしてあります.(ただ,月で書いてあるものに関しては,賞味期限から逆算したものであり,確実にその月とは言えないです)
- 埼玉県川越市
- OtaniBeeFarm
- 春の花
- 春
- 千葉県柏市
- ファーム小川
- 百花蜜
- 5月
- 千葉県南房総市
- 野宮 久
- 防臭の蜂蜜
- 静岡県伊東市
- みつばちのーと
- 高原万花
- 9月
- 石川県加賀市
- 森のくまさん
- 夏のはちみつ
- 夏
- 愛媛県伊方町
- 岬の養蜂園
- 愛媛「春の花」非加熱はちみつ
- 春
- 熊本県宇土市
- 和田養蜂園
- 2017
- 2018
- 国産:不明
- まじめな蜂蜜
- 牧場の花々
採蜜地の分布は以下のような分布となっています.
関東地方:埼玉県,千葉県
中部地方:静岡県,石川県
四国地方:愛媛県
九州地方:熊本県
不明
実は,もう少し西日本や東北が多いかと思っていたのですが,百花蜜に関しては首都圏と九州,四国が多いことがわかりました.
結晶
同じ百花蜜でも,採蜜された花の季節や種類により,様々な要素が異なります.
先ずは,先ずは結晶具合に関して観察してみたいと思います.
結晶具合に関しては,ライトの光を通して観察します.
どれくらいの結晶具合かに関しては,今回は私の主観で判断します.
(初回は,なんか決定的な方法が思いつかなかったので,主観でやってみます)
- 埼玉県:OtganiBeeFarm
- 100% 結晶
- 千葉県:ファーム小川
- 100% 結晶
- 千葉県 野宮久
- 50% 結晶
- 静岡県:みつばちのーと
- 90% 結晶
- 石川県:森のくまさん
- 0% 結晶
- 愛媛県:岬の養蜂園
- 90% 結晶
- 熊本県:和田養蜂園 2017
- 95% 結晶
- 熊本県:和田養蜂園 2018
- 60% 結晶
- 不明:まじめな蜂蜜
- 0%
まじめな蜂蜜,森のくまさんは,2019 年に入手した蜂蜜で,冬に入手したため,まだ結晶化が始まっていないのは納得です.
千葉県 の蜂蜜は共に,入手から数年経っています.入手年を明確に覚えていないため,あえて上では書いていないです.野宮久 の蜂蜜は,残量が少ないこともあり,50% の結晶具合です.しかし,結晶化している部分と非結晶化している部分では,明確に色も違うので,結晶化するところと,しないところで蜂蜜の傾向が異なっているのではないかと予想できます.(現在のところ,結晶化している部分と,液体の部分での差を明確化するすべはありません.)
一方で,和田養蜂園の2018 は,年末に入手したものなので,そんなに時間が経っていないにも関わらず結晶化が進んでいることがわかりました.ただし,他の結晶化した蜂蜜と比べ,結晶と液体が混じり合っている状態です.和田養蜂園の蜂蜜は2017 でも最初は,結晶と液体が混じり合いながら結晶化が進んだことを覚えています.和田養蜂園 2017 の蜂蜜は,すでに結晶化されており,液体部分は上部に残っている感じになっています.
OtaniBeeFarm は,2018 中旬に入手したものなのですが,既に完全に結晶化しています.年末の段階では,まだ液体だった様に記憶しているので,かなり急速に結晶化したことがわかります.
岬の養蜂園は,5年以上昔に入手したことを覚えているので,かなり古い蜂蜜です.しかし,上部に少し液体が残っています.
以上のことからも,単に古いから結晶具合が進んでいるとは限らないことがわかります.ただし,古い蜂蜜であれば,多少なりとも結晶化することもわかりました.ただし,完全に結晶化するとは限らないこともわかりました.同一の地域,養蜂所で採集された和田養蜂園の百花蜜を比較すると,結晶化過程で特定箇所から結晶化するのではなく,小さい粒子の結晶が大きくなっていくのではないかと予想できる.