https://honey-notes.blogspot.com/2019/02/blog-post_28.html
その後,ネット上で色々調べていると,結晶には,糖類が多いものほど結晶化しやすいことが書かれている事をみつけました.また,結晶の硬さの種類もなにか考えて行ければと思います.(色々少しずつアップデートして書き直しを繰り返してもいいと思ってます)
今回は,結晶と非結晶の部分の色に関して見ていきます.
先ずは,前回のおさらいとして,今回対象とする百花蜜のリストを下にだします.
蜂蜜リスト:百花蜜
- 埼玉県川越市
- OtaniBeeFarm
- 春の花
- 千葉県柏市
- ファーム小川
- 5月
- 千葉県南房総市
- 野宮 久
- 防臭の蜂蜜
- 静岡県伊東市
- みつばちのーと
- 高原万花
- 9月
- 石川県加賀市
- 森のくまさん
- 夏のはちみつ
- 愛媛県伊方町
- 岬の養蜂園
- 愛媛「春の花」非加熱はちみつ
- 熊本県宇土市
- 和田養蜂園
- 2017
- 2018
- 国産:不明
- まじめな蜂蜜
- 牧場の花々
液体の蜂蜜の液体の色を比較
- 埼玉県:OtaniBeeFarm
- -
- 千葉県:ファーム小川
- -
- 千葉県 野宮久
- 深い褐色
- 静岡県:みつばちのーと
- 茶色っぽい深いはちみつ色
- 石川県:森のくまさん
- 透明度の高い黄色
- 愛媛県:岬の養蜂園
- 深い褐色
- 熊本県:和田養蜂園 2017
- 透明度の高い黄色
- 熊本県:和田養蜂園 2018
- 透明度の高い黄色
- 不明:まじめな蜂蜜
- 透明度の高い黄色
OtaniBeeFarm と,ファーム小川は,完全に結晶化しているため,液体部分が存在しないので色はない.
和田養蜂園,森のくまさん,まじめな蜂蜜は,いかにもといった感じの透明度の高い黄色をしている.百花蜜といえば,この色ってイメージがありますよね.ってのが個人的な感想です.
野宮久と岬の養蜂園は,かなり深い褐色をしています.この2つはかなり古いもので,もともとの詳しい色合いは記憶にありません.
みつばちのーとは,深い褐色と比べると,色合いは深くはありません.ただ,百花蜜の色というよりは,他の蜂蜜のような色をしています.
百花蜜といえば,基本的には透明度が高い黄色をしているイメージです.おそらく,ここは間違っていないのではないかと思っています.ただ,今回の比較をしてみると,少し古い蜂蜜の液体部分は茶色っぽい色になることがわかりました.考えられることといえば,透明度が高い百花蜜は,比較的水分量が多く時間と共に水分量が減っていくのではないかと考えました.もう一つは,結晶化した部分と,非結晶化した部分では,結晶化の過程で比重などの色の差で,分離し,結晶化しにくい部分だけが残ったという可能性もあるかと思います.ただ,前述の通り,古い方の蜂蜜は記録を撮っていないので,購入時のイメージを覚えていないので,これが真か偽かを考えるためには,もう少し時間がかかります.もちろん,蕎麦とかのような蜂蜜様にもともと深い茶色のはちみつも存在します.
主観ではありますが,百花蜜の褐色と,蕎麦とかの蜂蜜は意味が違うのではないかと考えています.
結晶の色を比較
- 埼玉県:OtaniBeeFarm
- 白っぽい黄色
- 千葉県:ファーム小川
- 深い褐色
- 千葉県 野宮久
- 深い褐色
- 静岡県:みつばちのーと
- 白っぽい黄色
- 石川県:森のくまさん
- ー
- 愛媛県:岬の養蜂園
- 白っぽい黄色
- 熊本県:和田養蜂園 2017
- 白っぽい黄色
- 熊本県:和田養蜂園 2018
- 不明
- 不明:まじめな蜂蜜
- ー
和田養蜂園2017 は,もっとも一般的な蜂蜜の結晶のような白っぽい黄色をしています.イメージとしては,白にカスタードクリームの色を少し加えたような色です.OtaniBeeFarm,みつばちのーと,岬の養蜂園も,比較的しろっぽい黄色の結晶になっています.このあたりも,一般的な蜂蜜の結晶って思う人も多いのではないかと思います.面白いのは,岬の養蜂園です.液体部分は比較的深い色をしているにも関わらず,結晶が広い点です.みつばちのーとも,岬の養蜂園と同様の傾向にあることがわかります.この点からも,先程の結晶過程で結晶化しやすいところと結晶化しにくいところで分離した仮定が比較的可能性が高いのではないかと考えます.ファーム小川とみつばちのーとは,結晶自体がかなり深い色をしています.深い色を知ているが,液体部が残っていないことから,完全に結晶化したことがわかり,すべて単色の結晶なことから,結晶化のしやすさで,色が違うわけではないことがわかります.この点では,前述が偽の可能性を残しています.
和田養蜂園2018 は,光を通して見ると結晶化していることがわかりますが,液体の中に細かい結晶が浮遊しているため,実際の結晶の色がわかりませんでした.2層に分かれている蜂蜜と,結晶が浮遊している蜂蜜では,実は結晶の過程にも複数存在しているのかもしれません.
まとめ
今回は,百花蜜の結晶と液体の色の差に関して比較してみました.
特に感じたのは,次の2点です.
- 百花蜜でも黒っぽい蜂蜜も存在する
- 結晶と液体が存在する場合に,色が全く違う場合がある
- 結晶が液体の中で浮遊している蜂蜜もある
結晶を加熱することで,もとの液状の蜂蜜に戻すことも可能なので,その点も考えてみたいと思います.蜂蜜は5℃ 〜18℃ で結晶化し,30℃前後で液状化するようです.そして,45℃を超えたあたりで,劣化が始まるようです.ビタミンC なんかは,熱に弱いので納得です.
もう少し,時間をかけて考えていこうかと思います.
まずは,第一弾ってことで