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2021年3月5日金曜日

食パンに,色んな蜂蜜をペアリング

 この記事は?

食パンにどんな蜂蜜があるかペアリングをしてみました.
ペアリングとは,ワインで料理に対してワインを組み合わせて楽しむ時に使ったりしますね.
今回は,ワインと料理ではなくて,食パンに対して蜂蜜を組み合わせてみることにします.

ワインのペアリングでは,ワインにめちゃ詳しい人なんかがやるんじゃないのかな〜って思います.
私は,蜂蜜をそこまで知り尽くしているわけではないので,この蜂蜜を合わしてみよう!
ではなくて,自分の手元にあるいくつかの蜂蜜で合わせてみました.
今回の蜂蜜は,手元にあるものの中で,チューブ状でスプーンが必要なく,かつ,結晶化していないもので試しました.
結晶化している蜂蜜は,それはそれで美味しいですが,その場合,舌触りなどの要素も入ってきて,比べることが複雑になるので,まずは液状の蜂蜜限定でやってみました.

どんな蜂蜜でペアリングしたの?

写真のような蜂蜜を今回は試してみました.
左の2本は,主に一種類の蜜源から採集された蜂蜜です.
真ん中のぶっとい蜂蜜は,複数の蜜源の花から採集した百花蜜です.
一番右の黒いものは,メープルシロップで,蜂蜜とは若干違いますが,こんなラインナップです.

右らか順番に

  • 新潟県南魚沼市の さいき養蜂園 さんの蜂蜜
    烏山椒蜜
  • 岩手県盛岡市の 藤原養蜂場 さんの蜂蜜
    とちの花
  • オーストリア産の蜂蜜
    百花蜜
  • 京都府京都市の ミール・ミィ(金市商店) さんの メープルシロップ
    メープルシロップは,蜂蜜とは若干違いますが,比較的使いやすく,かつ,手軽に手に入るものなので入れてみました.

以上の様な感じです.
単花蜜が,国産はちみつで,百花蜜が海外産蜂蜜となっています.
下の写真のような感じの食パンに合わせてみました.


 実際にペアリング

 まずは,さいき養蜂園さんの烏山椒です.
 パッケージを見ていると,なんかピンク色の小さな花を咲かせる植物のようですね.


 烏山椒の蜂蜜は,アカシアやトチ程にはよく見る蜂蜜ではありませんが,養蜂場で買う蜂蜜のラインナップには比較的よく入っている比較的ポピュラーな蜂蜜の一つではないかと思います.
 蜂蜜そのものは,普通に単体で舐めた時に,花の香がフルーティーで,柔らかい甘さで酸味や癖のない食べやすい蜂蜜です.
 これを,パンに合わせたところ,最初に感じたのはフルーティーな花の香ではなくて,若干の酸味でした.別に,不快であったり,他を邪魔するような酸味ではなく,蜂蜜の酸味といった感じの酸味でした.その後で,烏山椒の蜂蜜らしい花の香りが鼻に入ってきます.ほんのりとした花の香というよりはしっかりとした花の香を感じることができた.といった感じで,感じることができました.もちろん,蜂蜜の甘さも感じることができましたが,酸味と香りの印象のほうがしっかりと残っています.


 では,次は,とちの花です.

 トチの蜜は,烏山椒と比べると比較的よく見かける蜂蜜ではないかな?って思います.
道の駅とかでもちょくちょくと見かける事があります.個人的には単花蜜の中では,アカシアについでよく見る蜂蜜の一つではないかと思っています.
 酸味やエグミはまったくなく,柔らかな香りと優しい感じの甘みが特徴的な蜂蜜ではないかと思います.アカシアと比べると少し特徴が強いかと思いますが,野原の蜂蜜などと比べると,優しい蜂蜜なイメージが私の中にはあります.
 実際に食べた感想ですが,蜂蜜の甘さと,パンの味,香りが両方とも引き立つ感じの素晴らしい味やったと思います.最初に食べた時に,最初に蜂蜜の柔らかい甘さが口の中に広がり,その後で食パンの味と香りが広がる感じで,このパンに合わせるときにはすごく良いバランスやったのではないかと考えます.特に,トチ蜜は,酸味やエグミ,もしくは強いコクがあるわけではないので,素直な白いパンには相性が良かったのではないかと思います.


 次は,百花蜜です.百花蜜は,決まった特徴があるわけではなく,蜜現地・採蜜年・採蜜季節などによって全く異なるものになります. 

  この百花蜜は,喉を突くような鮮烈な甘みがり,香りもかなりしっかりとした蜂蜜です.とは言え,かなり甘い部類の蜂蜜の中ではまだおとなしい方ではないかなって感じます.エグみや酸味などの刺激がたくさんある蜂蜜というわけでも,かなり食べやすい感じで,子供とかも好んで食べるのではないかな?って感じます.
 この蜂蜜,上でも書いたのですが,エグミや酸味を感じない食べやすい蜂蜜と書きました.しかし,この蜂蜜食べた時に驚いたのは,酸味を最初に感じました.酸味も様々ありますが,パンに蜂蜜を合わせた時に感じた酸味は,不快感は無くほんのり美味しいって思う感じの酸味でした.また,この蜂蜜そのまま食べた時の香りはすごい芳醇でフルーティな香りがし,とは言えずっと繊細かと言うとどちらかというと自己アピールをバンバンしてくるような蜂蜜です.しかし,パンと合わせたときには,蜂蜜の香りの繊細部分はパンのハチミツに取られてしまい,実際に感じるのは自己アピールの部分だけな感じでした.このハチミツの顔の豹変は,今日のハチミツペアリングでは一番すごい変化な用に感じました.
 このハチミツは,もっと強いパンや,乳製品に合うのではないかなって思いました.


 最後は,メープルシロップです.
 メープルシロップは,水分量が多いようでサラサラです.
ただ,バターがを乗っけたホットケーキに更に乗っているイメージがあります.
ですので,甘みもしっかりしており,それだけではなく,しっかりとした強い樹木の香りがするイメージです.
このメープルシロップも,しっかりとした味と香りです.
(流石に,サラサラのメープルシロップをスプーンでペロッとしたことはないですが)
 ここまでのハチミツは全部,黄色いって色が適していると思いますが,メープルシロップはどちらかというと茶色に近いと思います.ハチミツの中でいうと,蕎麦よりは色は薄いので,茶色側の林檎蜜が近いかと思います. 
 食べる前の予想では,樹木蜜の様な味わいが来るのではないかな〜?って思っていましたが,実際に食べた感じでは,プリンのカラメルのような味わいで,メープルシロップの強さを優しくして,全く別の表情に変えてくれていました.パンを邪魔すること無く,でも存在感をしっかりと持っているメープルシロップは,ハチミツとは若干違うものではありますが,みんなが大好きな理由がわかりますね.しかも,食パンのほうが固くて強いパンよりも液体が染み込んでいくかと思ったのですが,そんなわけでもありませんでした.これは,パンの密度もしくはパンを作る時に使う油分の関係かな〜って考えてみます.


 

実際に食べ比べてみての感想
 蜂蜜の味そのものを楽しむなら烏山椒が良かったかと思います.しかし,パンに合わせるという意味では,とちの花や,メープルシロップが相性が良かったかと思います.今回の白いパンに付けるという意味では,今回合わせた百花蜜はちょっと相性が良くなかったかと思います.この百花蜜は,すごく自己主張が強く,しっかりした味なので,合わせるパンももう少し強いパンのほうが良かったと言う感じの感想を持ちました.

最後に

 今回の感想は,あくまでもDONQ さんの食パン状の白いパンに合わせた時の感想です.
同じ白いパンでも,使われている粉やバター練り方や焼き方が変われば合わせた時の蜂蜜の顔は変わります.
また,他のパンや,ホットケーキ,その他の食品に合わせたときはまた別の顔に香ると思います.
生で舐めた時の顔は更に違うと思います.
 
 このコンテンツは,下のYoutube でも,実際に食したタイミングの感想を載せています.

 (一部の写真に,スクリーンショットっとの文字が出ちゃっていますが,全部自分で作ったコンテンツです) 
 



2021年1月24日日曜日

トウモロコシ粉のパンと蜂蜜

今日は、トウモロコシ粉で作ったパンを手に入ったので,どんな蜂蜜が合うか試した見た.

 去年まで,蜂蜜の多様さを色々と実感してきましたが,これからは多様性にも注目しつつも使い方,合わせ方も知っていきたいと思い,まずはパンに合わせてみようと思いました.



 このパンは、少し香りと酸味があるパンでした。ふつうの小麦を使った食パンとかバケットよりも強めな印象。食パンとかバケットは、食事のときにメインを邪魔せずに、味を大きく変えること無く食せるイメージなのに対して、このパンは、パン自体も食事の要素で、色んな物を押し退けて、食事の一皿になりそう。パンと言うより、パスタソースに合うパスタの代用てきな雰囲気。また、蒸しパンとかよりは密度も高く、見た目はしっりどっしした重めの蒸しパンとか、ういろうとかのイメージ。しっかりと重い密度の蒸しパンのイメージです.

今回は、このパンを作ってた老夫婦に蜂蜜に合うパンどれ?ってリクエストして買ってきました。なので、ズバリ、蜂蜜かけて食べてみます。

今回は、2種類蜂蜜を試してみました。

1個目のハチミツ。

岩手県盛岡市の老舗、藤原養蜂場のトチ蜜。栃の蜜は、比較的優しい感じのハチミツ。香りは花の香りって感じではなくて、どちらかと言うと木の香りに近い?でも、コクや酸味はほぼ無いです。甘味も主張する甘さではなくて、ほんのり甘くすっときえる甘さ。アカシアとかと比べると、花さは無くて、木の香り。でもって、甘さも更にあっさりしてて、単調な甘味でした。


完全にパンが勝っていた。甘い液が付いているだけ感じる。これは。。。。パンが圧勝で、バラバラで食べた方が良さそうな感じ?
トチ蜜、結構控え目な蜂蜜やし、もう少し合うかと思ったけど、ここまで合わないんやって感じを受けました。

もう少し強目の蜂蜜が良さそうと思い、次は、 京都市の六角堂の近くにある、ミィールミィさんのメープルシロップ。ミィールミィさんは、昔から一本もっていたけど、去年ひょんな事からいい出会いって感じた、2020年一番の蜂蜜屋さんとの出会いでした。

メープルシロップらしいメープルシロップで、結構さらさら。甘味もしっかり、コクモやさしめではあるけどしっかりっても感じ。思ったよりもシャバシャバした印象はびっくり。2021年の福袋で頂いた蜂蜜セット入っていました。メープルシロップって、ホットケーキに合いそうって改めて実感。

しっかりしたパン屋から蜂蜜は表面にくっついて中までいか無さそうって思ってたけど、このメープルシロップはスゴイ柔らかいので普通に浸透していってびっくりでした。味的にもパンに押し戻されること無く共存できる良い組み合わせやったと思います。

優しい目の蜂蜜は大体のものに合わせやすいと思ってたけど、そんなわけでもないって感じました。
今年もいい蜂蜜に出会えそう

2021 年までに購入したハチミツコレクションの紹介:一部発掘漏れしている

  2021 年に、ハチミツコレクションが200 本を超えた。今まで、よく使うハチミツとかの紹介はしてきたけど、全部のハチミツコレクションを紹介したことはなかったので、順番に紹介していこうかと思う。  動画は、2022 年の1 月に録画したが、編集してたら半年が経ちました。 先ず...