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2019年3月1日金曜日

棚卸し:百花蜜 結晶に関して(2)

前回のblog では,百花蜜の結晶具合に関して,考えてみました.
https://honey-notes.blogspot.com/2019/02/blog-post_28.html
その後,ネット上で色々調べていると,結晶には,糖類が多いものほど結晶化しやすいことが書かれている事をみつけました.また,結晶の硬さの種類もなにか考えて行ければと思います.(色々少しずつアップデートして書き直しを繰り返してもいいと思ってます)

今回は,結晶と非結晶の部分の色に関して見ていきます.

先ずは,前回のおさらいとして,今回対象とする百花蜜のリストを下にだします.

蜂蜜リスト:百花蜜



  1. 埼玉県川越市
    1. OtaniBeeFarm
    2. 春の花
  2. 千葉県柏市
    1. ファーム小川
    2. 5月
  3. 千葉県南房総市
    1. 野宮 久
    2. 防臭の蜂蜜
  4. 静岡県伊東市
    1. みつばちのーと
    2. 高原万花
    3. 9月
  5. 石川県加賀市
    1. 森のくまさん
    2. 夏のはちみつ
  6. 愛媛県伊方町
    1. 岬の養蜂園
    2. 愛媛「春の花」非加熱はちみつ
  7. 熊本県宇土市
    1. 和田養蜂園
    2. 2017

    3. 2018

  8. 国産:不明
    1. まじめな蜂蜜
    2. 牧場の花々

液体の蜂蜜の液体の色を比較

  1. 埼玉県:OtaniBeeFarm
    1. -
  2. 千葉県:ファーム小川
    1. -
  3. 千葉県 野宮久
    1. 深い褐色
  4. 静岡県:みつばちのーと
    1. 茶色っぽい深いはちみつ色
  5. 石川県:森のくまさん
    1. 透明度の高い黄色
  6. 愛媛県:岬の養蜂園
    1. 深い褐色
  7. 熊本県:和田養蜂園 2017
    1. 透明度の高い黄色
  8. 熊本県:和田養蜂園 2018
    1. 透明度の高い黄色
  9. 不明:まじめな蜂蜜
    1. 透明度の高い黄色
 OtaniBeeFarm と,ファーム小川は,完全に結晶化しているため,液体部分が存在しないので色はない.
 和田養蜂園,森のくまさん,まじめな蜂蜜は,いかにもといった感じの透明度の高い黄色をしている.百花蜜といえば,この色ってイメージがありますよね.ってのが個人的な感想です.
 野宮久と岬の養蜂園は,かなり深い褐色をしています.この2つはかなり古いもので,もともとの詳しい色合いは記憶にありません.
 みつばちのーとは,深い褐色と比べると,色合いは深くはありません.ただ,百花蜜の色というよりは,他の蜂蜜のような色をしています.

 百花蜜といえば,基本的には透明度が高い黄色をしているイメージです.おそらく,ここは間違っていないのではないかと思っています.ただ,今回の比較をしてみると,少し古い蜂蜜の液体部分は茶色っぽい色になることがわかりました.考えられることといえば,透明度が高い百花蜜は,比較的水分量が多く時間と共に水分量が減っていくのではないかと考えました.もう一つは,結晶化した部分と,非結晶化した部分では,結晶化の過程で比重などの色の差で,分離し,結晶化しにくい部分だけが残ったという可能性もあるかと思います.ただ,前述の通り,古い方の蜂蜜は記録を撮っていないので,購入時のイメージを覚えていないので,これが真か偽かを考えるためには,もう少し時間がかかります.もちろん,蕎麦とかのような蜂蜜様にもともと深い茶色のはちみつも存在します.
主観ではありますが,百花蜜の褐色と,蕎麦とかの蜂蜜は意味が違うのではないかと考えています.

結晶の色を比較

  1. 埼玉県:OtaniBeeFarm
    1. 白っぽい黄色
  2. 千葉県:ファーム小川
    1. 深い褐色
  3. 千葉県 野宮久
    1. 深い褐色
  4. 静岡県:みつばちのーと
    1. 白っぽい黄色
  5. 石川県:森のくまさん
  6. 愛媛県:岬の養蜂園
    1. 白っぽい黄色
  7. 熊本県:和田養蜂園 2017
    1. 白っぽい黄色
  8. 熊本県:和田養蜂園 2018
    1. 不明
  9. 不明:まじめな蜂蜜
 和田養蜂園2017 は,もっとも一般的な蜂蜜の結晶のような白っぽい黄色をしています.イメージとしては,白にカスタードクリームの色を少し加えたような色です.OtaniBeeFarm,みつばちのーと,岬の養蜂園も,比較的しろっぽい黄色の結晶になっています.このあたりも,一般的な蜂蜜の結晶って思う人も多いのではないかと思います.面白いのは,岬の養蜂園です.液体部分は比較的深い色をしているにも関わらず,結晶が広い点です.みつばちのーとも,岬の養蜂園と同様の傾向にあることがわかります.この点からも,先程の結晶過程で結晶化しやすいところと結晶化しにくいところで分離した仮定が比較的可能性が高いのではないかと考えます.ファーム小川とみつばちのーとは,結晶自体がかなり深い色をしています.深い色を知ているが,液体部が残っていないことから,完全に結晶化したことがわかり,すべて単色の結晶なことから,結晶化のしやすさで,色が違うわけではないことがわかります.この点では,前述が偽の可能性を残しています.
 和田養蜂園2018 は,光を通して見ると結晶化していることがわかりますが,液体の中に細かい結晶が浮遊しているため,実際の結晶の色がわかりませんでした.2層に分かれている蜂蜜と,結晶が浮遊している蜂蜜では,実は結晶の過程にも複数存在しているのかもしれません.

まとめ

 今回は,百花蜜の結晶と液体の色の差に関して比較してみました.
 特に感じたのは,次の2点です.
  • 百花蜜でも黒っぽい蜂蜜も存在する
  • 結晶と液体が存在する場合に,色が全く違う場合がある
  • 結晶が液体の中で浮遊している蜂蜜もある
 結晶を加熱することで,もとの液状の蜂蜜に戻すことも可能なので,その点も考えてみたいと思います.蜂蜜は5℃ 〜18℃ で結晶化し,30℃前後で液状化するようです.そして,45℃を超えたあたりで,劣化が始まるようです.ビタミンC なんかは,熱に弱いので納得です.
 もう少し,時間をかけて考えていこうかと思います.

 まずは,第一弾ってことで




2019年2月28日木曜日

棚卸し:百花蜜 結晶に関して(1)

今回は,百花蜜の比較をしてみようかと思います.

採蜜地

先ずは,採蜜地のリスト化をしてみます.
大項目では,県と市を一覧化,小項目では用法所の名前,蜂蜜の名前,採蜜の季節をリストしてあります.(ただ,月で書いてあるものに関しては,賞味期限から逆算したものであり,確実にその月とは言えないです)

  1. 埼玉県川越市
    1. OtaniBeeFarm
    2. 春の花
  2. 千葉県柏市

    1. ファーム小川
    2. 百花蜜
    3. 5月

  3. 千葉県南房総市
    1. 野宮 久
    2. 防臭の蜂蜜
  4. 静岡県伊東市
    1. みつばちのーと
    2. 高原万花
    3. 9月
  5. 石川県加賀市
    1. 森のくまさん
    2. 夏のはちみつ
  6. 愛媛県伊方町
    1. 岬の養蜂園
    2. 愛媛「春の花」非加熱はちみつ
  7. 熊本県宇土市
    1. 和田養蜂園
    2. 2017

    3. 2018

  8. 国産:不明
    1. まじめな蜂蜜
    2. 牧場の花々

採蜜地の分布は以下のような分布となっています.
関東地方:埼玉県,千葉県
中部地方:静岡県,石川県
四国地方:愛媛県
九州地方:熊本県
不明

実は,もう少し西日本や東北が多いかと思っていたのですが,百花蜜に関しては首都圏と九州,四国が多いことがわかりました.

結晶

同じ百花蜜でも,採蜜された花の季節や種類により,様々な要素が異なります.
先ずは,先ずは結晶具合に関して観察してみたいと思います.
結晶具合に関しては,ライトの光を通して観察します.
どれくらいの結晶具合かに関しては,今回は私の主観で判断します.
(初回は,なんか決定的な方法が思いつかなかったので,主観でやってみます)
  1. 埼玉県:OtganiBeeFarm
    1. 100% 結晶
  2. 千葉県:ファーム小川
    1. 100% 結晶
  3. 千葉県 野宮久
    1. 50% 結晶
  4. 静岡県:みつばちのーと
    1. 90% 結晶
  5. 石川県:森のくまさん
    1. 0% 結晶
  6. 愛媛県:岬の養蜂園
    1. 90% 結晶
  7. 熊本県:和田養蜂園 2017
    1. 95% 結晶
  8. 熊本県:和田養蜂園 2018
    1. 60% 結晶
  9. 不明:まじめな蜂蜜
    1. 0%
 まじめな蜂蜜,森のくまさんは,2019 年に入手した蜂蜜で,冬に入手したため,まだ結晶化が始まっていないのは納得です.
 千葉県 の蜂蜜は共に,入手から数年経っています.入手年を明確に覚えていないため,あえて上では書いていないです.野宮久 の蜂蜜は,残量が少ないこともあり,50% の結晶具合です.しかし,結晶化している部分と非結晶化している部分では,明確に色も違うので,結晶化するところと,しないところで蜂蜜の傾向が異なっているのではないかと予想できます.(現在のところ,結晶化している部分と,液体の部分での差を明確化するすべはありません.)
 一方で,和田養蜂園の2018 は,年末に入手したものなので,そんなに時間が経っていないにも関わらず結晶化が進んでいることがわかりました.ただし,他の結晶化した蜂蜜と比べ,結晶と液体が混じり合っている状態です.和田養蜂園の蜂蜜は2017 でも最初は,結晶と液体が混じり合いながら結晶化が進んだことを覚えています.和田養蜂園 2017 の蜂蜜は,すでに結晶化されており,液体部分は上部に残っている感じになっています.
 OtaniBeeFarm は,2018 中旬に入手したものなのですが,既に完全に結晶化しています.年末の段階では,まだ液体だった様に記憶しているので,かなり急速に結晶化したことがわかります.
 岬の養蜂園は,5年以上昔に入手したことを覚えているので,かなり古い蜂蜜です.しかし,上部に少し液体が残っています.

 以上のことからも,単に古いから結晶具合が進んでいるとは限らないことがわかります.ただし,古い蜂蜜であれば,多少なりとも結晶化することもわかりました.ただし,完全に結晶化するとは限らないこともわかりました.同一の地域,養蜂所で採集された和田養蜂園の百花蜜を比較すると,結晶化過程で特定箇所から結晶化するのではなく,小さい粒子の結晶が大きくなっていくのではないかと予想できる.




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