2022年2月23日水曜日

蜜源植物:理科の実験:ガーベラの花を顕微鏡で見てみた

  今日は、蜂蜜のネタではなく、蜜源植物を顕微鏡で見てみたシリーズです。今日見る蜜源植物は、ガーベラです。ガーベラは、とても優秀な蜜源植物と言うわけではななさそうですが、一般的な蜜源植物の一つです。ただ、開花時期が4月から10月ころまでと期間が長いため、植え方によっては安定的に蜜源の一角を担うことができると思われます。


 写真は載せてありますが、今回の写真は動画から撮ってきたので、ちょっと見にくいです。この記事の最深部に実際に動画撮影した動画をyoutube に上げたものをリンクしておきますので、興味ある方はそちらできれいな画質で見てください。

 今回観察した花はこれです。周りの方の花びらは既に茶色になっていて観賞用としては少し時間が経った雰囲気を感じてしまいます。カラーリリーの花粉を顕微鏡で観察したときにも、ちょうど花が見頃の頃よりも、もう少しで観賞用植物としての役目を終わらせてしまうな〜って頃のほうが花粉がきれいに見えました。なので、これくらいで、別の用途があるのはとても嬉しいことです。
 花の構造としては、最外縁から濃いピンク色のあたりまでの花びら部分、そして黄色い花びらのように見える部分、そして真ん中の黄緑色の部分に分類することができそうです。

 まずは、花びらの部分です。ちょっと見にくいですが、きれいなピンク色で結構キメが細かいのがわかります。植物の細胞は結構キメが細かいのが多いのでしょうか。



 そして、花びらについている魚卵のような黄色いものが見れました。


 もう少し見やすいカットももう一枚。


 これは、花粉ではないかと思います。サプリメントでこんな形のものを見たことがありますね。真球ではありませんし、ラグビーボールでもなく、テトラポット型の紅茶のティーパックとかの形に似ていると思いました。

 次に見えてくるのは、黄色い部分です。実は、これ黄色い花びらのように見えてましたが、雄しべが大量についてました。外側から最深部を目指してやってきた昆虫が、この雄しべゾーンを移動したときに体につけて最深部へ到達したときに受粉するイメージなのでしょうか。また、ミツバチが、体や足の花粉玉を作るのに丁度いいようにも見えました。


 別カットではこんな感じに見えてます。


 雄しべの先っぽが割れて、その中から花粉が湧き出しているのがよくわかります。なので、開花直後のガーベラの花では花粉がついていないかもしれません。きれいに咲いているところで、ピンセットで引っこ抜いたりするのは可愛そうですし、まだやったことがありません。

 最後は、ど真ん中の最深部のあたりを見ていくことにします。実は、もっとシンプルかと思っていました。最初見たときはちょっとドキッとしました。杉の葉なんかを思い出させるような構造になっています。




 おそらく、このブラシ状のもので、最深部まで花粉を体につけて入ってきた昆虫から花粉を濾し取るような機能になっているのではないかと思います。


 おそらく、花粉を持ってきた顕微鏡人間が持ち込んだと思われる花粉です。



 杉の葉のような部分をズームにしてみたところです。

 以上が、今回ガーベラを顕微鏡で観察してみた観察日記です。花粉の観察をたくさんすることで、経験値的に、蜂蜜を顕微鏡で観察したときに入っているような花粉がどんな植物なのか想像できたら、季節なんかに夢を広げることができるのではないかなって思っています。

 最後に、今回の観察日記のために撮影した動画をyoutube にアップしていますので、そのリンクを張っておきます。

 ↓ がV1 別の顕微鏡で観察したものです。冷凍前のガーベラの花を見てますwww












2021年12月25日土曜日

ハチミツの味を表現する蜂蜜分類メソッド ver2021

 

はじめに

 2020 年くらいから、ハチミツの味を表現していき、その表現を蓄積することで、後々ハチミツの分類に使いたいと考えて付けてきた。色々と考えた結果、ver2021 がだいたいまとまってきたので、ブログとしてまとめ公開したいと考えた。このメソッド自体は、自分以外の人が使うことに対して大きな制限を作りたくはないと考えている。可能な限り、このブログをリファレンスとして付けて欲しい。また、私にも使っていることを教えてもらえればとても嬉しい。悪用のしようは無いと思っているが、悪用はしないで欲しい。10人中7-8 人くらいは、これは良くないだろって思うような事を悪用と考えている。

ざっくりと表現


 今回のハチミツの分類は、2 種類の分類法方を利用することでハチミツと特徴を表現する。1 種類目は、ハチミツの外見的な要素を表現します。
  • 結晶化状態
色と結晶度に関しては、多くの人にとって、見た目上の事なので事情がない限り同じ様に評価できるのではないかと考えます。多くの蜂蜜を見ると、蜂蜜の違いで最も最初に出会うものは、その蜂蜜の色を示す。蜂蜜には黄色いものから黒いものまであります。また、強い黄色と薄い黄色には透明度も考えられます。
 蜂蜜は、購入時には既に結晶化されているような物もありますし、液状で売られているものもあります。しかし、グルコースが多いような蜂蜜は、結晶化しやすいため、冬場を越して時間経過で結晶化するでしょう。逆にフルクトースが多いような蜂蜜は、液状を保つ場合が多くいです。以上のように、蜂蜜は、購入時と購入から2年後では違う様相になります。蜂蜜のボトルを手にした時ごとにこの記録をしていくことで、その蜂蜜の見た目の特徴を記録していくことができます。本来は、外見的な分類もちゃんとセンサを使って区分するべきです。が、一方で、こういったセンサ一式を集めるのにもコストがかかるため、ver2021 では記録者の先入観というものは残ってしまうデメリットがある。しかし、複数回の試行を繰り返すことでエラーが一定方向に収束していくと考えられ、何らかのデバイスを用意することなく低コストで記録を行うことができます。

2 種類目は、感覚的なもので、色と結晶度よりは、個人により代わってくるものではないかと思います。
  • 甘み
  • 旨味
  • 苦味
  • 酸味
  • 香り
 以上の5 要素で構成されます。味の基本5 味が一般的に定義されているかと思いますが、ハチミツの味において、ミネラルの味の差が明確に表現できる人は、ソムリエなどの様な常人離れした味覚の持ち主で無ければ分類できないのではないかと考え塩味は抜いております。一方で、香りは蜂蜜により本当に違いがあると感じています。
 蜂蜜の甘味は、基本的には糖類由来のものが多いです。特に、グルコースとフルクトースの単糖類が大きい部分を締めており、フルクトースの方がグルコースに対して2倍程度の甘味を感じることもできます。また、植物由来なもので、アミノ酸やミネラルなどなどのバランスにより酸味や苦味にも影響します。春の蜂蜜は、とてもまろやかで、甘味がしっかり表に出てきて、フルーティーな香りがしっかりとしている物が多いです。一方で、蕎麦などの秋の蜂蜜は、コクがしっかりとしており、苦味なども感じることができる特徴的な蜂蜜が多いです。さらに、樹液蜜などは、苦味というかエグみがしっかりと出てきて、単に舐めたら、どんな寝不足のときでも不快に目が覚めるものも多いと思われます。このような蜂蜜の違いを、視覚的に管理していき、また複数回の記録をとっていくことで、個人的な体調の差、知識や経験の差による誤差を少しずつ小さくしていけます。

詳しく表現

 この章では、蜂蜜分類メソッド ver2021 の詳細に関して説明していきます。

外見的な分類

 まず最初に、外見的な分類をしたいとおもいます。下の図は、蜂蜜分類メソッド ver2021 における外見的分類を表現するために利用します。縦方向に色を配置し、より濃く黄色い蜂蜜を上側に、蕎麦などの黒い蜂蜜は下側へ配置します。また、例えば、アカシア蜜などの透明度の高いものや、ミント蜜の結晶化状態のもののような真っ白な蜂蜜は真ん中に配置します。次に、結晶化状態に関しての軸を横軸に配置します。完全に液体で、全く結晶が無いような蜂蜜は一番右側へ。一方で、前述の真っ白のミント蜜の結晶などは、左側へ配置します。ボトルの上部が液体で、下部に結晶があるようなものを真ん中に配置します。
 例えば、液状のアカシア蜜などは、右側の真ん中あたりにプロットされます。白色結晶のミント蜜は、左側の真ん中にプロットされます。蕎麦の液体蜜などは、右下の端っこにプロットされると考えられます。


感覚的な記録

 次に、蜂蜜を食べた際に感じる要素を記録する方法である。前述の通り、味に関しては、要素数が多いため、レーダダイアグラムとして表現する。まずは、外見的グラフ同様に十文字のグラフ土台を用意します。交点を中心にして、上側の線の良いところに目印を引き、そこから同心円状に72度単位で軸を引いていきます。私は、試しに分度器を利用しました。コンパスを利用して、図を作ることも可能かと思います。私は、中心に穴を開けたくなかったので、分度器を利用しました。

 上側から甘味、旨味、酸味、苦味、香りと軸を作ります。甘みは中心から全く甘みを感じない、一番外側が喉を焼くような甘みとします。旨味も内側が感じない、外側が他の味よりも最初に感じるを示します。酸味、苦味に関しては、内側は感じない、外側は耐えられないくらいの酸味もしくは苦味を示します。最後に香りに関しても、内側が何も感じない、外側は味覚よりも嗅覚のほうがしっかりと感じる場合を示します。プロットには、0 から9 の整数を利用します。これは、各プロットの持続時間を0 は、なにも感じない状態を9 は、1分くらいその感覚が続く状態でプロットします。

まとめ

 今回は、蜂蜜分類メソッド ver2021 を紹介してみました。蜂蜜分類メソッド ver2021 では、蜂蜜の外見的な特徴と、感覚的な特徴の両方を表現できるような手法を提案しました。具体的な使い方に関しては、今後、このブログや、インスタ何かで紹介していくことにしようかと思っています。蜂蜜は、時間とともに外見的な特徴も変化していきますし、蜂蜜を食べる側の身体的コンディションや、新たに得た経験や知識により、同じ蜂蜜を食べても感じることが変わっていくと思っています。しかし、情報を蓄積していくことで、前述のような違いは少しずつ誤差を小さく絞っていくことができると考えています。
 最後に、この手法は、基本的には誰でも使ってもらって大丈夫です。ただ、使うときには、このブログもしくは今後手法を更新されていたらその記事を参照できるようにしてもらえたら嬉しいです。また、バージョンアップや改良を行ってもらったり、提案してもらえたら嬉しく思います。まだ、最初のバージョンで、誰かと議論したわけでもないので、バージョンを更新する余地はたくさんあると思っています。

メリークリスマス


2021年12月15日水曜日

アドベントカレンダー 2021 : ミール・ミィ 三条本店 :金市商店 ver0

   2021 年も12月。もう、おおよそ半分が過ぎましたね。12月といえば、アドベントカレンダーを思いつく人も居るでしょう。数年前から蜂蜜の福袋を私も目にする様になりました。その前は探していなかったので目にしなかっただけの可能性もあります。今年は、クリスマスのアドベントカレンダーを見つけ、GET しました。このアドベントカレンダーがあったので、私の蜂蜜コレクションが200本を超えた感じになりました。(祝)

 
 ミール・ミィさんのアドベントカレンダーは、10 個セットと24 個セットの2種類が用意されています。私は24 個セットの方を買ってもらいました。30g の瓶が各日に入っている感じで、百花蜜や単花蜜が混ざってますし、国産も海外産も入っています。おそらく、蜂蜜が好きな人は、自分の好きな蜂蜜のタイプがあり、意識的にか無意識にかは別にして、比較的好みの物が増えていくのではないかなと思います。蜂蜜のアドベントカレンダーは特に、こういった偏りと関係なく蜂蜜が試せる点でとてもいいと思います。近年の福袋などは、内容がすでにわかっているものが多く、内容の半分くらいは自分の好みでなければ買わないなんてことも多いかと思います。アドベントカレンダーに関しては、こういった福袋の文化が入っていないことも多いので、とても良いと感じました

 それでは、ミール・ミィ 三条本店 さんの蜂蜜のアドベントカレンダー を観ていこうかと思います。



 写真のように、アドベントカレンダーがクリスマスツリーになっているのがわかります。上から1・2・3と最後が一番下の24 で終わっていることがわかります。見た目にとても可愛い感じのものになってますよね。


 実は、このアドベントカレンダーですが、裏側も可愛いデザインになっています。いかにもクリスマスって感じがしていいですよね。裏表両方見れる場所に置くのがおすすめです。

 これから3回位にわけて、どんな蜂蜜が出てきたかなんかを紹介していきたいと思います。

2021年12月2日木曜日

Cieplo さんに行ってきた:京都府京都市左京区

 前回のポストでは、京都府京都市のミールミィさんに行ってきて、ハチミツを買ってきた事を書きました。実は、同日、京都市内を歩いていて偶然見つけたはちみつ屋さんがありました。前を通ったときに、あ・・・・ハチミツや・・・・って思ったので入ってみました。歩いていた道路は、平安神宮の北側で、京都御所の南側の道路です。

 ここのは、ポーランド産の蜂蜜を販売しているCieplo さんです。外から観てもわかるステンドグラスが印象的です。


 前を通って最初に目に入るのは、ハチミツのボトルのショーケースと、ステンドグラスではないかと思います。入る前、何かオシャレやし高そうなハチミツやな〜って思っていました。

 ちょっと入ったときに感じたのは、自分のような人間が入るのにはオシャレすぎる!って思いました。入店後、最初に目に入ったのは、この紫色の花の花畑の写真と、その前にオシャレに飾られているハチミツのボトルです。

 蜂蜜の奥に見えている花畑どこかな〜何て思いながら蜂蜜を順番に観ながら・・・
この色は、春なんかな〜とか、外国産の蜂蜜(この時は、まだポーランド産の蜂蜜だけとは知っていなかった。このあと、店員さんに話しかけられてポーランド産の蜂蜜のみな事をしりました。)も日本の蜂蜜と蜜源だいたい同じなのね〜なんて思ってました。


 この後ろ側の花畑ですが、ヒースと言う花の花畑らしいです。広大な花畑ですね!蜂の行動範囲が1 - 2km くらいだと思いますが、これだけ広大な花畑があれば、そんなに遠くまで飛ばなくても蜂蜜集められそうですね。そんな意味では、比較的純粋なヒース蜜が採れているのではないかなって感じます。


  一番左側の黒い蜂蜜が蕎麦の蜂蜜です。日本では、鉄分をはじめとするミネラルが豊富なため、昔から珍重されています。(どれくらい昔からかは、勉強不足でよくわかりません。)

 とても明かりの使い方がきれいな店です。
 実は、このCieplo さん、元々はポーランド産の蜂蜜で始まったわけではなく、下のようなポーランド産の洋食器を扱うお店で始まり、その関連で蜂蜜を扱うようになったとの事です。
 ポーランドですが、下のようにバルト三国に並び、ドイツやチェコ、スロバキアなどに囲まれている日本人もよく名前を聞く国々中にありますね。


 一方で、デンマークのロイヤルコペンハーゲンやイギリスのウェッジウッド何かと比べると、少し華やかで可愛い感じをうけました。

 ドイツの隣と聞いて、マイセンなんかの華やかさが似ていますね。個人的な印象としては、マイセンよりもちょっと可愛らしいデザインがバルト三国とかにつながっている国の特徴なんかな〜って素人ながらに思いました。

 はちみつスプーンもおしゃれなデザインで良かったのですが、個人的には、蜂蜜はボトルにスプーンを突っ込んでそのまま舐めるのが好きなので、若干大きいのですよね〜。流石に、たくさん食べてしまうと体にも悪いでしょうし。(何にしても取り過ぎは良くないって意味で)なんで、今回は買わなかったです。小さな蜂蜜のスプーン探しているんですが、良いのがあんまりないんですよね。
 こんな感じで、ステンドグラスは、内側から観たほうがきれいなんですよね!


 このステンドグラスは、うまく撮れたらとてもきれいなのでCieplo さんのInstagram にいい写真があるので、ぜひ観てもらえればと思います。
 Cieplo さんのInstagram : https://www.instagram.com/p/CWpUd82L4yU/?utm_source=ig_web_copy_link


 Cieplo さんでも、試食させてもらいながら蜂蜜を選ぶことができました。今回は、私が好きやった春の百花蜜と、これを逃したら次は手に入らないかもしれないとヒースの蜂蜜を買ってきました。蜂蜜も一期一会で、その時を逃したら買えないものもちょくちょくとありますからね。特に、ヒースのハチミツに関しては、自分が次出会える可能性はかなり低いと思います。海外のハチミツが嫌いとかそう言うわけではありませんが、国産だけでも多彩な蜜源や環境があるので、そのあたりの差から蜂蜜を考えたいと思っています。なので、今回のような旅先で見つけるのようなことがあると、たまに次会えないかも・・・と思って買ってしまいます。

 ヒースの花の色に比べ、蜂蜜は結構茶色い印象があります。ヒースという花は、ツツジ科エリカ属と呼ばれる植物の種類をざっくりと指すような言葉のようです。地域によっても名前が違ったりするようです。ツツジの蜂蜜も、こないだ手に入れる機会を逃してしまったんですよね ^^;;;ヒースは低木樹のようなので、勝手なイメージではローズマリーの木に似ているのかな〜とかって、思ったりしています。(ヒースの実物は観てことが無いです)

 百花蜜に関しても、かなり白目の印象です。いかにも春の蜜ってイメージですね。




2021年11月29日月曜日

京都三条のミール・ミィさんの蜂蜜買ってきた

 最近、連続して京都に用事があり、また行く機会ができたので、ミール・ミィさんの京都三条本店に行ってきた。今回も、買ってきた話になってしまいます。(たくさん書きたいネタがあるが、書くほうが追いついていない・・・)

ミール・ミィ

 京都の三条にある、金市商店さんが営業する蜂蜜専門店がミール・ミィさんです。ミール・ミィさんは、自身で養蜂は行っておらず、ハニーハンターの市川さんが各地の養蜂家から集めておられます。ちょくちょくと養蜂を行っておられる方々と話す機会も多いのですが、自分の持っている蜂蜜の話なんかをするときに、金市商店さんの名前を上げると納得されることが多い、養蜂家さんからも信頼の厚い蜂蜜屋さんの一つではないかなと感じます。東京でも、百貨店とかの地下によく置かれているのを目にします。百貨店等で見るときには、金市商店と書かれていることが多いです。数年前からナンバリングされたボトリングをされています。その前がどのようなボトルで売られていたのかはちょっとわからないです。もしかしたら、ミール・ミィさん以外の場所で売られているような蜂蜜のボトルで売られていたのかもしれません。

 場所的には、富小路通りと三条通りの交差点上にあります。近くの駅で言うと、京都市役所前駅か烏丸御池駅あたりから歩いていくのが便利かもしれません。京阪から行く場合には、京阪三条駅から三条大橋を渡ってまっすぐ歩いてい行くのが良いのではないのかな?って感じます。ちょっと歩くけども、よっぽど歩くのが嫌いな人でもないと苦ではない距離かと思います。また、ミール・ミィさんは、基本的には関西にのみ店舗があり、東京には店舗は置かれていないです。もちろん、前述のように、百貨店等で購入することができます。

今回は何を買ってきた?

 今回は、9本の蜂蜜を買ってきました。行った日は、残り少ない蜂蜜のバーゲンのような事をやっており、いくつかの蜂蜜中からまとめて何本かかったらいくら。みたいな売り方や、10% 割引みたいな事をやっており、たっぷりと買ってしまいました。前回も7-8本買ったとお思いますし、その前も今回と同様の本数にミードをセットで買った記憶があります。本当に蜂蜜を持ってかえるだけでも筋トレになるような量です。ちなみに、本体価格だけで1万円以上購入すると送料無料で送ってもらえたりもします。
 今回持ち歩いてきた蜂蜜は、以下のようなものです。今回は、単花蜜よりも、百花蜜をちょっと意識して買ってみました。今回の蜂蜜のリスト
  • 国産 北海道蜜
    • 百花蜜
    • 北海道
    • チューブ型のボトル入り
  • 0090 
    • 百花蜜
    • 青森県弘前市
    • 採蜜: 2017-08-01
  • 0091
    • 百花蜜
    • 北海道札幌市
    • 採蜜: 2019-07-21
  • 0107
    • 百花蜜
    • 愛知県西尾市
    • 採蜜: 2020-05-17
  • 0115
    • ヘアリーベッチ
    • 奈良県三郷町
    • 採蜜: 2020-05-10 
  • 0136
    • きはだ
    • 山形県大蔵村
    • 採蜜: 2020-06-17
  • 0137
    • 槐(エンジュ)
    • 北海道札幌市
    • 採蜜: 2020-08-12
  • 0229
    • シナガワハギ
    • 北海道江別市
    • 採蜜: 2021-08-15
今回の特徴 : 
 百花蜜の割合が過去の購入に比べて多い。これは、今まで単花蜜を中心に買ってきたことも有り、被りなく買うためには百花蜜を買ったほうがわかりやすいからでした。また、北海道から東北地方の蜂蜜が多いのも特徴的かなって思います。奈良と愛知が1本ずつありますが、やはり東北から北のほうが自分の好みに合うのかな〜とも思ったりしてます。あと、初めて見るヘアリーベッチとシナガワハギは、迷いながらもついつい買ってみました。エンジュは、他社さんの蜂蜜で持っていますが、一般的にはハリエンジュが多いので、普通のエンジュはかなり珍しいな〜って思い購入しました。ちなみに、ハリエンジュの別名はニセアカシアと呼ばれ、一般にはアカシア蜜として市場で流通していることが多いです。

 ミール・ミィさん、年末年始に蜂蜜の福袋も気になっていました。自分が持っている蜂蜜のリストとの被りも少ないので、買おうかな〜って思っていたときに、ちょうど京都に用事ができたので、ついつい店舗で買っちゃいました。福袋には福袋の楽しみがあるのですが、せっかく京都に行ったのであれば、ミール・ミィの店員さんと話ししたいな〜って思い店舗に行って買ってきました。蜂蜜屋さんの店員さんは、自身の蜂蜜の知識に詳しい人が多い印象ですが、ミール・ミィさんの店員さんは話した感じの知識が、他のお店の店員さんよりもちょっと詳しい方が多い印象です。

カフェでも食べてきた!

 ミール・ミィさんには、今まで複数回行ったことがあるのですが、実は、カフェに入るのは初めてでした。入りたくなかったとかではなくて、今までは夕方に行くことが多く、もうカフェが終わっていたんですよね・・・ ^_^;;; そんなわけで、今回待望のカフェに入ることができました。
 注文したものは、下のハニートーストです。蜂蜜好きでなくても大好きハニートーストです。厚切りのトーストの上に、ソフトクリームだけではなくて、蜂の巣の部分を切ったものも乗っかています。今まで、他社の蜂の巣を食べたことがあるのですが、あんまり美味しいイメージがなく、蜂蜜が入っているろうそくのような味でした。ところが、今回食べた蜂の巣は、そんなにロウのような印象がなく、蜂蜜がじゅわーっと出てくるすごい美味しい蜂蜜がたっぷりでした。
 このハニートーストですが、今見えている5つの蜂蜜だけではなくて、テーブルに置かれている10種類?くらいの蜂蜜もかけ放題になっています。もちろん、かけ放題と言われても、とても甘い蜂蜜ですので、食べれる量には限界がありますが。普段、家ではかけれないような量の蜂蜜をたっぷりとかけて、その甘味をしっかりと味わうことができるとてもリッチなメニューになっています。

 下の写真にあるこの日の蜂蜜ですが、左から金市の国産蜂蜜、国産みかん蜂蜜、北海道名寄市 しころ蜂蜜、ハンガリー産 アカシア蜂蜜グアテマラのコーヒーはちみつが用意されました。他にもかけ放題の蜂蜜が用意されていますが、この5種類の蜂蜜だけでもしっかりと入っていてこれだけでも、十分すぎるくらいの量が入っています。

 蜂蜜だけではなくて、今回感心したのは、上下の写真の右側についている蜂蜜をすくうための、棒が見えているかと思います。この名前なんていうのかはよくわからないです。これって、今まで一回で蜂蜜がしっかりとすくえすぎる上に、自分の蜂蜜の主な楽しみ方が舐めることなので、衛生面も考えて使ったことが有りませんでした。一応、家には1本あるにはあるのですが。今回、このハニートーストに付いてきたので、使ってみました。蜂蜜をすくって、ハニートーストに蜂蜜をかけるためには非常に便利なものでした。「あ〜〜〜、こんなに使いやすいんや〜」って感じました。たっぷりとした蜂蜜を使うときにはすごい便利ですね!柑橘類のはちみつ漬けなんかを作るときにはとても便利そうに感じました。
 今回、2人で利用させてもらったのですが、これ以外にはちみつを使った飲み物を2つとこれを頼んだのですが、取皿とフォーク・ナイフを2セット用意していただき、二人でシェアするのにすごい助かりました。

最後に

 今回は、京都府京都市中京区の蜂蜜専門店 ミール・ミィさんの三条本店へ行ってきました。新たに9本の蜂蜜を買ってきました。また、今回初めてミール・ミィさんのカフェスペースで食事をすることができました。家ではできな、リッチな蜂蜜の使い方ができ、マスクの中が蜂蜜の香りがずーっと漂っている感じになりました。家に帰ったら、顔が蜂蜜吐息でベタベタでしたが、ツルッツルになってました( 笑)
 今後は、各はちみつひとつづつを見ていきたいなと感じています。

2021年9月28日火曜日

ペアリング:北海道産 百花蜜を卵なしのホットケーキに合わせてみた

 今日はペアリングシリーズです。

 

 京都府京都市に店舗を持っておられるはちみつ屋さん、金市商店(ミール・ミィ)さんの北海道産百花蜜を、自分で焼いたホットケーキに合わせてみました。ミール・ミィさんのハチミツは、百貨店とかでも取り扱われており、信頼性が高いハチミツです。また、いろんなはちみつ屋さんや養蜂家さんも、あそこはスゴイよねっておっしゃるくらい、同業者の方からも信頼されているはちみつ屋さんです。(同業者の方からも信頼性が高いの下りは、そんなにサンプル数が多い訳ではありません。)ちなみに、ミール・ミィさんは、養蜂自体はなさっておられないです。

 北海道は面積も広く自然も豊かなため、北海道産のハチミツは多く、単花蜜や百花蜜ともに様々なはちみつ屋さんで売られています。

 側面から見ると、全然結晶化していない事がわかります。この蜂蜜は、まだ一冬超えていませんしまだわかりませんが、そんなに結晶化していないですね。また、色に関しても、春の代表的なハチミツとかと比べると濃い目の色な印象が強いですね。春やからって全てがアカシアのような蜜では無いと思いますが。何が入っているかとかまでは見た目だけではわかりません。

 この蜂蜜は、仕事の時にタンプラーに紅茶とかをいれて持っていく時にディースプーンいっぱい溶かして飲んでいます。このハチミツのいいところは、形状かと思います。タンプラーに入れる時にはチューブ状やとかなり入れやすさを感じます。また、朝の忙しい時間に瓶からやと衛生面をウルトラ気をつける必要がありますが、この形状やと、その日飲む分くらいの衛生に気をつければOK なので、そのへんがいいです。それと、このハチミツはと言うか、金市商店さんのハチミツ全般的に言えることですが、物の割には安いです。特にこのハチミツ1本で2千円台で買え、決して安いわけではありませんが、気をつけて作られたハチミツの中では、まだ買いやすいかな〜って思えるのも毎日使うのには様々と安心です。味はしっかりしていて、香りも豊かなので、いろんなタイプのお茶に合わせることができるハチミツやとも思います。

 今回は、ホットケーキに合わせてみようかと思います。今回合わせるホットケーキは、市販のホットケーキミックスに牛乳だけを入れただけの卵が入っていないホットケーキです。卵が入っているホットケーキは、どら焼きとかと同じようにふっくらとしたホットケーキができます。一方で、卵を入れないと、ふっくら感が無い代わりに、表面がカリッとしたホットケーキが出来上がります。

 
 ホットケーキにこんな感じでかけられるところが、このチューブ状のハチミツのいいところといえばいいところですよね。色はチューブに入っているときほど黒い印象は無いですが、ホットケーキの色が屈折して茶色いわけではなくて、純粋に色が濃い目な感じです。
 今回は、こんな感じでどら焼き風にして食べてみました。見た目ふっくらしてますが、卵使ってないので、どちらかというとカリッとしたかんじの食感です。また、卵の匂いもしませんので、どちらかというと小麦の香りのほうが強いかな〜って感じます。
 実際に食べてみました。あんまりでろーって出てくる感じではなくちゃんとホットケーキと合わさている感じがして、そのへんは大変良かったです。ハチミツにしても、メープルシロップにしても組み合わせによって吸い込まれたり、ぺとってひっつく感じでああったり、でろーって流れ出てきたりして、ほんとに組み合わせによると感じます。
 実際に食べてみた感じですが、スゴイ濃厚なハチミツやな〜って感じました。また、甘さのインパクト以上に香りがスゴイと思いました。なんの花の香りだかはわかりませんが、アカシアとかレンゲとも思えるような芳醇で強い香りを感じることができました。一般的に、ホットケーキには、小麦の香りやバターの香り、乳製品の香り、入っていたら卵の香りとかしっかりとした香りを感じる食品です。しかし、この蜂蜜の場合には、そんな事をなんとすることもなくハチミツの花の香をしっかりと感じることができました。結構、繊細なハチミツの場合、食パンとかと合わせても香りが負けてしまう事があります。そんな中、この蜂蜜の香りはスゴイと感じました。

 この記事の動画もあります。



 

2021年9月2日木曜日

金沢里山純粋はちみつ:アカシア:テースティングとアカシアのハチミツについて考える

  今回食べてみた蜂蜜は、こちらです。

アカシアのハチミツは、日本でもかなりポピュラーな蜂蜜の一つではないでしょうか。おそらく、蜂蜜売り場の前を通ったら一種類くらいはアカシアのハチミツがあるのではないかと思います。国連食糧農業機関(FAO)でも主要蜜源として紹介されていて世界的にもポピュラーは蜂蜜と言っていいと思われます。 



 石川県野々市市の養蜂場である、御園養蜂さんのアカシアの蜂蜜です。私は御園養蜂さんを知っているわけではありませんが、確か御園養蜂さんの蜂蜜を数本持っているかと思います。この蜂蜜には、金沢里山純粋はちみつと書いてあり、金沢市の犀川上流域で採蜜された蜂蜜のようです。

 写真は、石川県・富山県・岐阜県・福井県あたりが入っている写真です。上側が能登半島、下側が岐阜県の飛騨高山が縦に並んでいます。

 採蜜地に関しては、金沢市犀川上流域となっております。下の地図は、金沢市を拡大してみました。金沢市中心部には、浅野川と犀川があります。左上に金沢城があり、お城を挟むように2 本の大きな川が流れているイメージです。また金沢城の横には3 庭園のひとつである兼六園なんかもあります。犀川の上流域となっているので、支流がたくさんあるように見え、どの川かわかりませんが、地図を見てて名前が変わってなさそうな(目視で)は、真ん中の下側にある丸いあたりなのかな?って感じですね。いずれにしても、このあたりは、他の支流であっても山の中にあるイメージで間違いないのではないかとおもいます。

  では、次にアカシアってどんな植物なのか見ていこうかと思います。

 実は、日本でアカシアのハチミツと呼ばれている蜂蜜の蜜源は上の白い花、ニセアカシアを指すことが多いです。別名ハリエンジュなどともいい、葉っぱなのかな?が、アカシアに似ていることから、名前がつけられました。ハリエンジュという名前は、このニセアカシアにはトゲがあることから、ハリエンジュという名前になったらしいです。ちなみに、下のような黄色い花を咲かせるのが、本当のアカシアで、花の雰囲気は明らかに別植物です。

 結構背の高くなる樹木のようで25mを超えるような木に成長することもあるようです。根っこには細菌が居るため、荒れた土壌でも育つことができる植物です。


 樹皮や葉っぱなどには人体に有毒な成分が含まれているので食べれないです。一方で、花の部分は食用されるようで、天ぷらや砂糖漬けにして食べることがあるみたいです。 5 月から6 月頃に開花する植物で、その後豆ができます。ちなみに、豆の部分にも毒性があるようで、食べることができず、花の間だけ食べれるようです。

 ニセアカシアは、明治初期の1870 年代に日本に持ち込まれた外来種です。現在では、北は北海道から南は沖縄まで日本でニセアカシアを見ることができない都道府県は無いようです。原産国は北米で、アジアやヨーロッパにも持ち込まれました。ヨーロッパへの経路はおそらくユーラシア大陸経由ではなく大西洋経由ではないかと思いますが。

 日本に持ち込まれた理由としては、たくさんの理由がありそうですが、主なところでは次の3 つかと思います。まずは、砂防の目的。次は、土壌改良。最後が観賞用です。砂防であったり土壌改善のために持ち込まれたこともあり、山里のみならず山奥ですら植樹されている樹木のようです。また、観賞用としても持ち込まれているのため、河川の近くや街路樹としても利用されています。もちろん、蜂蜜の蜜源としての用途も期待されてきました。
 様々な用途の目的で持ち込まれたニセアカシアですが、決していいことだけでもありません。最も困ったことは、その繁殖力の強さです。ニセアカシアは、切り落とされて切り株の状態になったとしても、根付近からまた葉っぱが生えてきます。明確にニセアカシアが原因とまで特定できているのかはわかりませんが、松林や柳林はニセアカシアの繁殖で減っているようです。また、風には弱く、強風で倒木してしまうこともあるみたいです。比較的多くの国で特定外来種の扱いを受けており、日本の侵略的外来種ワースト100 にも登録されている植物です。
 特に山形県のあたりでは、ニセアカシアの開花時期とメロンの開花時期が近いようで、受粉のための昆虫の取り合いが発せいるような問題も起きているようです。
 多くの国では、良くないイメージも持たれ始めているニセアカシアですが、共存の道を行く国もあるようです。フランスなどでは、蜜源として使うだけではなく、炭の材料としても利用されているようです。また、原産地に近いカナダなどでは、沸アカシアの環境への影響は限定的でそれほど大きなインパクトは無いと考えている国もあるようです。

 長くなりましたが、本題の金沢里山純粋はちみつのテースティングに入ります。
改めて下のような蜂蜜です。

次に側面から見てみます。下の方には白っぽい結晶が溜まっているのがわかります。一方で、液状のところに関してはとろみは有るもののそこまで結晶といった雰囲気はありません。また、結晶の部分も完全に結晶化しているわけではなく水分を多く含んだドロドロの状態のようです。


 蓋を開けたときに最初に感じた香りは、キウイフルーツなどを感じさせるようなフルーティーで強い花の香です。

 一方で、食べてみた感じは、すごく優しい甘さが最初に口の中に広がります。蜂蜜の中には、喉にへばりつき喉を焼くような強烈なインパクトの甘みを持った蜂蜜もあります。しかし、アカシアの甘みはすごく優しくて丸い甘みです。また、酸味や逃げ味の雰囲気は全く感じられないです。そして、やはり花の香が花の中いっぱいに広がる蜂蜜です。


今回は、アカシアのハチミツを見ていきました。今回はアカシアの蜂蜜そのものもそうですが、それ以上にアカシアという樹木に注目してみました。今後は、蜂蜜だけではなく、その蜂蜜ができる環境や蜜源そのものにも注目していきたいと思っています。

2021 年までに購入したハチミツコレクションの紹介:一部発掘漏れしている

  2021 年に、ハチミツコレクションが200 本を超えた。今まで、よく使うハチミツとかの紹介はしてきたけど、全部のハチミツコレクションを紹介したことはなかったので、順番に紹介していこうかと思う。  動画は、2022 年の1 月に録画したが、編集してたら半年が経ちました。 先ず...